ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブと2022年春新作腕時計特集【ロンジン】

  • 文:笠木恵司
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ヴィンテージな風格が魅力のGMTとシンプルを究めたモダンエレガンス

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「ロンジン スピリット ズールータイム L3.812.4.63.2」。24時間計のベゼルを備えたGMTモデル。これを回転させることで第3の時間帯も表示できる。ヴィンテージなスタイルに最新ムーブメントを搭載。自動巻き、SS、ケース径42㎜、パワーリザーブ最大72時間、レザーストラップ、10気圧防水、¥382,800(税込)

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「L4.812.4.11.2」。ミニマルな現代的エレガンスを追求した新作。ストラップも植物性素材を使用。自動巻き、SS、ケース径39㎜、パワーリザーブ最大72時間、3気圧防水、¥262,900(税込)

1832年に創業したスイス時計の老舗ブランド、ロンジンから伝統と現代を象徴する対照的な新作が登場した。2020年に輝かしいヘリテージを凝縮した「ロンジン スピリット」コレクションを発表。これまでのパイロットウォッチの機能をベースに最新技術を搭載してきたが、2022年はGMTの「ロンジン スピリット ズールータイム」が追加された。外周にセラミックをインサートした24時間計の双方向回転ベゼルを備えており、GMT針はそのままに、これを回転させれば第3の時間帯も表示できる。「ズールータイム」とはグリニッジ標準時のタイムゾーン名が「Z」であることに由来する呼び方であり、1925年にロンジンが初めて発表したGMTモデルのダイヤルにZのフラッグがあったことから命名された。機能もさることながら、重厚感のあるヴィンテージなスタイルが魅力。ストラップは自分で簡単に交換できるインターチェンジャブル。

その一方で、無駄を省いたミニマルなスモールセコンド3針の新作がモダンなエレガンスを感じさせる。細身のローマ数字の間にミニッツトラックがないため、ダイヤルフェースが広くクリアに感じられるほか、スモールセコンドが絶妙のアクセントになっている。ストラップもロンジン初の非動物性素材を採用。リンゴなどの廃棄部分を再生利用しており、サステイナブルへの目配りもすこぶる現代的といえるだろう。

問い合わせ先/ロンジン TEL:03-6254-7350

ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブと2022年春新作腕時計特集

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