ゆずの25周年記念ツアーで圧倒的迫力を放つ、全長12メートルもの巨大オブジェ! 現代美術家の松山智一が制作

  • 文:野村萌々

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Photo by RK

3月26日にゆずの全国アリーナツアー「YUZU ARENA TOUR 2022 PEOPLE -ALWAYS with you-」がさいたまスーパーアリーナで開幕した。アルバム『PEOPLE』を引っさげてのツアーとなるが、ここではニューヨーク在住の現代美術家である松山智一が、本コンサートツアーで担当したステージアートビジュアルに注目したい。印象的なのは、メインステージ中央にそびえる全長12メートルもの巨大オブジェ「マザー・アザー」だ。

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全長12メートルのオブジェの大きさは、ゆずのふたりと比べれば一目瞭然。会場後方からでも感じる迫力だ。Photo by RK


制作意図について松山は「寛容と受容を表す母(マザー)、自己を映しだす他者(アザー)。このふたつの概念を表現する存在。私達は他者を通して自己を知る。そして自らが成長することで違いを認め合うことができる。他者に対しても、そして自分に対しても寛容な世界に私達は希望を見るのだと思います。混沌とした今だからこそ、人との繋がりが希望に繋がるように願います」とコメントを発表。アートと音楽をさらに発展させた意欲的な取り組みで、今度のさらなる化学反応が期待される。

さらに松山はツアー開幕に先立ち、デビュー25周年を迎えるゆずとのコラボレーションを発表。松山の代表的なシリーズ、フィクショナル ランドスケープから縦2.1メートル × 横4.3メートルの大作となる「People with People」を新たに制作。3月23日に発売されたニューアルバム『PEOPLE』ではメインビジュアルとして用いられている。

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Tomokazu Matsuyama
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