クリームチーズの酸味が効いた、春を飾る可憐なプティガトー

  • 写真:河内 彩
  • 文:下井美奈子

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パピヨン/フランス語で「蝶」を意味する「パピヨン」。まるで雪中から萌え出る花々に蝶が舞い降りたかのような、可憐なビジュアルだ。鮮やかな黄色の蝶は、食用花を用いて表現されている。¥1,800

帝国ホテル 東京のグルメショップ「ガルガンチュワ」が、料理長の杉本雄のプロデュースのもと、本館から隣接する「帝国ホテルプラザ 東京」に移転・リニューアルした。売り場面積も拡張され、デリカテッセンやベーカリーを扱う「エピスリー」、スイーツなどを扱う「パティスリー」、焼き菓子などのギフト商品を扱う「カドー」と、特色ある3つのエリアに分かれる。

パティスリーには、オリジナリティあふれるケーキが揃う。そのひとつ、「パピヨン」は春にふさわしい可憐なプティガトーだ。パリンと割れる球体のホワイトチョコレートの中に、やわらかなクリームチーズのムースと、すっきりした柑橘のムース。中心にはトロリとしたルビーグレープフルーツのジュレを忍ばせ、そのほろ苦さが後味を爽やかにしてくれる。

「コース料理を締めくくるデセールの要素をプティガトーに取り入れた」と秋城俊徳シェフが語るホテルの味を、自宅でも楽しみたい。

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帝国ホテル 東京 ガルガンチュワ

住所:東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルプラザ 東京 1F
TEL:03-3539-8086
営業時間:10時~19時
定休日:無休
www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/hotelshop

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※この記事はPen 2022年3月号「メトロポリタン美術館のすべて」特集より再編集した記事です。