25歳にして初めてキャンプデビューした話

  • 写真&文:印度カリー子
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新年を迎えて、2021年を少し振り返り、印象深かった初体験の話をしようと思います。

2020年で初めて山登りを体験し、山の魅力に気づいてから21年は山カレー弁当の本格化や山小屋での宿泊など、野外活動を広げつつあります。その中で、25歳にして今年生まれて初めてのアウトドア体験といえばキャンプです。

21年11月末に仕事先とのご縁でキャンプに連れて行ってもらえることになり、北軽井沢へ行きました。

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11月末の北軽井沢はとても寒く、昼でも10度以下。夜は氷点下に。セーターの上にウインドブレーカー、さらにモコモコのアウターを重ねて厳寒体制です。さらにその上から難燃性のポンチョを羽織って焚き火で暖を取りました。

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私はテントの立て方も、火の起し方もなにも知らないので、料理だけは手伝いたいと荷物の中にたくさんのスパイスを詰め込み、夜までずっとカレーやビリヤニ、スパイス料理をつくっていました。

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なかでも新鮮だったのはビリヤニです。ビリヤニはインドのスパイス炊き込みご飯のことなのですが、直火でつくるので火力の調整が難しい料理です。野外では特に火力が安定しないので、米の炊き加減は目視で判断しようと、透明鍋のVISIONSを使ってつくりました。

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出張で料理教室などをする時も、行った先の火力がわからないのでVISIONSをもって行くのですが、米の状態を蓋を開けずに説明できるという利点もあります。

これが今回も役立ち、時間よりも目視で米の状態を判断でき、初めてのキャンプビリヤニは大成功でした。

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またスパイスを用いたお菓子として大好きなシナモン白鯛焼きをつくりました。生地に白玉粉を使ってもちもちの皮をつくり、あんことクリームチーズ、シナモンを入れて焼きます。上品な香りに仕上がるのでとても美味しいです。

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使っている鯛焼き器はフッ素加工がされているので、焦げつかず少しの油で焼けるので、よく自宅でもいろんなもの(カレーも)を包んで焼いています。

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その後もカレーやスパイス鍋などを調理し、どっぷり日が暮れた頃には雪が降り出していました。

夜にかけて雪は積もり、どんどん気温が下がり、氷点下の中で寝袋に包まれて眠りにつきました。寝袋はこの時が私にとって初体験でした。中に入ると思いの外とても暖かく、なにより身体まわり360度がお布団に包まれているような感覚が至福でした。外が極寒であることも忘れ、ぐっすり寝たことを覚えています。

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あっという間の1泊2日のキャンプでしたが、朝起きてからもずっと料理を続け、アウトドアで食べるご飯は美味しい! と言いながら過ごした2日間でした。

子どもの頃のキャンプは両親がするかしないかでその体験が決まるアウトドアなので、私は以前からしたことがありませんでした。両親はスキーや海水浴はよく連れて行ってくれたものの、キャンプには縁がなかったようです。

今回は焚き火で料理、夜の星空、テントで寝袋という幼い頃からの憧れをすべて叶えることができ、とても幸せでした。

今年は自分でテントを立てたり、火を起こすところからできるようになりたいなと思います。また、アウトドアだからこそ生まれる、究極に美味しいカレーを発見することも目標です。

着ている洋服、愛用しているもののご紹介

難燃性ポンチョ

フッ素加工されている鯛焼き器

透明鍋VISIONS

極寒対応寝袋

印度カリー子

スパイスカレー研究家

1996年生まれ。スパイス初心者のための専門店、香林館代表取締役。「スパイスカレーをおうちでもっと手軽に」をモットーに、初心者のためのオリジナルスパイスセットの開発・販売をする他、レシピ本執筆、大手企業と商品開発・マーケティング、コンサルティングなど幅広く活動。

印度カリー子

スパイスカレー研究家

1996年生まれ。スパイス初心者のための専門店、香林館代表取締役。「スパイスカレーをおうちでもっと手軽に」をモットーに、初心者のためのオリジナルスパイスセットの開発・販売をする他、レシピ本執筆、大手企業と商品開発・マーケティング、コンサルティングなど幅広く活動。