ブルガリ「オクト ローマ」から、世界の時間が一目瞭然の新作が登場

  • 文:笠木恵司

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時差が異なる世界24都市(地域)の現在時間(タイムゾーン)を表示するワールドタイマーを搭載したブルガリ「オクト ローマ」の新作。海外との関係が深い国際派ビジネスパーソンなどに便利な機構。ブルーダイヤル&ブレスレットとオールブラックの2タイプがある。上掲写真はオールブラックの「オクト ローマ ワールドタイマー スティールDLC」。自動巻き、ステンレス・スチール、ケース径41㎜、厚さ11.35㎜、パワーリザーブ約42時間、100m防水。

ダイナミックな斜面で造形された真円の大型ベゼルが印象的な「オクト ローマ」に、世界各地の時間が一目瞭然にわかるワールドタイマーを搭載した新作が追加された。ダイヤルの外周を時差の異なる24の都市(地域)名が囲んでおり、その内側には反時計回りに動く24時間の目盛り。この2つのリングの組み合わせで、刻々と移り変わっていく世界各地の現在時間を表示する。1935年に考案された歴史的にはクラシカルな複雑機構だが、各地の時間(タイムゾーン)だけでなく、別の都市との時差も読み取れる大変に便利な仕組みだ。いわば1日に1回転する地球の自転を、24時間目盛りを持つリングの回転で代替したと考えればわかりやすい。

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スイス・ジュウ渓谷、ル・サンティエに所在するブルガリの工房で開発・製造された「BVL257」ムーブメントを搭載。シースルーのケースバックから、そのメカニズムとプラチナ&アルミニウム製の自動巻きローターが見られる。

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8角形を基本とする独創的なケース

操作はリューズひとつで済むので簡単。まず、外周のリングを回してメインとする都市名を12時位置に合わせる。日本であればTOKYOであり、次に時針と分針を正確な国内時間に調整。このときに、都市名リングの下にある24時間目盛りも対応していることを確認する。午後8時であれば、24時間目盛りは20となる。もし8なら午前になってしまうので、時針をもう1回転させると24時間目盛りも連動して20となる。これだけで世界各地のタイムゾーンが手首の上で一堂に会するわけだ。海外に旅行する時は、同じく12時位置に滞在する都市名を合わせるだけで、時針も現地時間に連動する。

この機構を搭載した「オクト ローマ」は、古代ローマの公会堂からインスピレーションを得て2017年に発表されたコレクション。8角形(オクト)を基本としながらも、58にも及ぶファセット(切り込み面)を加えた複雑なケースに丸型ベゼルを載せた独創的なスタイルが特長であり、とりわけサイドビューの大胆な美観に圧倒される。

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ステンレス・スチールにDLCコーティング(ダイヤモンド・ライク・カーボン=硬質炭素皮膜)を施したケース、ベゼル、リューズを採用。ストラップもブラックで統一した精悍でスタイリッシュなモデル。ホワイトのインデックスと各種目盛りが浮き立って見える。スペックは前述。ブルガリ「オクト ローマ ワールドタイマー スティールDLC」¥990,000(9月28日現在の税込価格。10月4日に改定予定)

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印象がまったく異なる、ブルーとブラックの2モデル

今回の新作「オクト ローマ ワールドタイマー」は、ステンレス・スチールのケースに鮮やかなブルーダイヤルと、マットな艶消しのブラックケースにブラックダイヤルの2タイプをラインアップ。後者はステンレス・スチールを硬質炭素皮膜(DLC=ダイヤモンド・ライク・カーボン)でコーティングしており、傷がつきにくい。同じデザインで同じ機能にもかかわらず、ブルーダイヤルとオールブラックでは印象がまったく異なるから面白い。

ダイヤルには12と6の大きなアラビア数字とバーインデックス。視認性の高い12時間表示をステージとすれば、これを24時間目盛りと都市名リングが取り巻く古代ローマの円形闘技場、あるいはアリーナともいえそうだ。国際派ビジネスパーソンが重宝する大変に実用的なモデルだが、世界各地の時間もさることながら、24時間で1回転する地球の動きを感知できることに大きな意味があるように思われる。頻繁に海外旅行しなくても、グローバルな視野とセンスを常に刺激してくれる腕時計ではないだろうか。

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放射状のサンバースト仕上げを施した鮮やかなブルーダイヤルにブレスレットのコンビネーション。ブルーにホワイトのインデックスが清新。若くアクティブな印象を与える。スペックは前述。ブルガリ「オクト ローマ ワールドタイマー ステンレススティール」¥990,000(9月28日現在の税込価格。10月4日に改定予定)

問い合わせ先/ブルガリ ジャパン TEL:03-6362-0100

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