技ありタレで、餃子の世界はもっと広がる!

  • 写真:小野広幸
  • 文:吉田桂

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〝餃子の王様〟の異名をもつパラダイス山元さんによる絶品レシピ。ここでは、それらをより楽しむための技ありタレをご紹介!

柚子胡椒オリーブ

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材料:柚子胡椒、オリーブオイル

和の調味料とイタリアのオイルが小皿の中でひとつに。柚子胡椒の塩味と辛味をオリーブオイルが優しく包み込んでくれる。口に入れるとまずはオリーブ、その後に柚子が香る。

めんたいバルサミコ

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材料:明太子、バルサミコ酢

バルサミコ酢の酸味と明太子の旨味と辛味がトリプルパンチで複雑に混じり合い、一度試したらハマッてしまう。ペースト状に混ぜ合わせ餃子にのせて。ワインとのペアリングがお薦め。

スタミナのもと

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材料:焼肉のタレ、おろしニンニク

餃子にはやっぱりニンニクというガテン系に人気のパンチのあるタレ。今日は餃子を食べてパワーを注入しよう……。そんな時にはぴったり。生ニンニクは辛みも強いので、入れすぎ注意。

インドソルト

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材料:カレーパウダー、アーモンド、塩

スパイスの複雑な香りに食欲を刺激され、餃子を食べるスピードが加速しそう。香ばしいアーモンドは包丁の腹でつぶすか、細かく砕いてある製菓用のアーモンドダイスを使うと便利。

甘辛アミエビ

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材料:干しアミエビ、鷹の爪、ガーリックチップ、花山椒、砂糖、ゴマ油

「蔓餃苑」の定番のラー油。フライパンでゴマ油を弱火で熱し、干しアミエビ、鷹の爪、ガーリックチップ、花山椒、砂糖を適量投入。エビの濃い香りが立ち上ってきたら完成。

ペッパーレモン

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材料:レモン、黒コショウ

餃子を食べ進めるうち、口の中がややオイリーになってきたなと感じた時にお薦めのタレ。さわやかなレモンの酸味と香り、黒コショウの刺激が口の中をリセットしてくれる。

ラムソルト

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材料:ライム、塩

餃子に直接、ぎゅっとライムを搾りかけ、ほんの少しの塩を餃子に付けて食す。なぜいままでこの食べ方を知らなかったんだと後悔必至。肉多めの餡、または揚げ餃子でぜひ一度お試しを。

黄身に夢中

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材料:卵の黄身、醤油

卵の黄身のみを小皿にとり、ほんの少し醤油を足して、餃子にたっぷり絡ませる。すき焼きのような、卵かけごはんのような、なんともニッポンの味になってしまう不思議。

クミンソルト

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材料:クミンシード、塩

フライパンで乾煎りして、香りがしっかり立ったクミンシードと塩をミックス。豚肉の餃子はもちろん、ラム肉の餃子との相性は抜群。エキゾティックなクミンの香りがクセになる。

こってりバター醤油

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材料:マスタードシード、バター、醤油、ビール

マスタードシードを乾煎りした後、バターを溶かし、醤油とビールを少しずつ入れて中火で加熱。リッチな風味と芳醇なビールの香り、マスタードシードのぷちぷち食感がいい。

梅シソしらす

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材料:梅干し、シソ、しらす

おにぎりの具としても最高な3種の食材を組み合わせた、ザ・ベスト・オブ・和ダレ。梅干しの酸味が心地よく、後味すっきり。軽く和えてから、餃子にたっぷりのせて食べよう。

ローマの平日

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材料:ピザソース、ガーリックチップ、チーズ

ガーリックチップを砕いてピザソースと混ぜ、チーズを加えてフライパンで熱するか、電子レンジで温めれば完成。これで餃子がイタリアンに思えてくるから不思議。ブオーノ!

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この記事はPen 2016年4/15号「1冊まるごとおいしい餃子。」特集より再編集した記事です。