ロレックスが支援する環境保護活動のドキュメンタリーが公開

  • 文:Pen編集部

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海洋学者のシルビア・アール。©️Rolex/Stefan Walter

2015年9月の国連サミットでSDGsが採択されて以来、世界中の企業が社会貢献活動に積極的だ。収益や資産のみならず、社会貢献度も企業価値を評価する重要な指標とされるようになり、最近は二酸化炭素排出量やプラスチックごみの削減などをテーマに、年々深刻さを増す環境問題の改善に取り組む企業が増えている。

しかし、腕時計ブランド「ロレックス」は40年以上も前から人類や地球と向き合い、独自の社会貢献活動を続けてきたというから驚きだ。その経験や蓄積された叡智は、未来の地球にとってかけがえのない財産と言っていいだろう。

2019年からは「パーペチュアル プラネット」イニシアチブをスタート。ナショナル ジオグラフィックとのパートナーシップによる、地球上で最も過酷な環境での科学研究を支援する「エクストリーム エクスペディション」、海洋学者シルビア・アールの海洋保護プログラム「ミッション・ブルー」への支援、より良い世界に貢献する個人を支援する「ロレックス賞」。この3つのプロジェクトにより、ロレックスは地球を永続させるための取り組みを行っている。

「世界海洋デー」にあたる6月8日、そうしたロレックスの企業姿勢を象徴するようなドキュメンタリー映像「パーペチュアル プラネット:Heroes of the Oceans」がロレックスのウェブサイトで公開された。ナショナル ジオグラフィックチャンネルの番組を手がけるBBCスタジオのサイエンスユニットにより制作されたこの映像は、シルビア・アールがナレーションを担当し、6人の海洋科学者たちの活動を紹介している。

ドキュメンタリー映像「パーペチュアル プラネット:Heroes of the Oceans」

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2017年、メキシコのホープスポット、カボ・プルモを探索するシルビア。©️Rolex/Kip Evans

1982年からロレックス テスティモニーを務めている、シルビア・アールは、海洋探検のパイオニアとして50年以上のキャリアをもつ。米国政府の研究プロジェクトの一環として海洋生物と水中での人体への影響を研究するため、水中実験室で2週間を過ごしたり、太平洋で381mの潜水を行い、命綱をつけないダイビングとしての世界記録も樹立している。2009年には、世界を変えようとする個人に贈られるTEDプライズを受賞。TEDのサポートを得て、ホープ・スポットと呼ばれる海洋保護区を世界中に設定し、最も重要な海域を保護するプロジェクト、「ミッション・ブルー」を立ち上げた。エミー賞受賞のネットフリックス ドキュメンタリー『ミッション・ブルー』は、彼女のその活動を追ったものだ。現在、「ミッション・ブルー」において、ホープ・スポットの保護への一般の支持を集める取り組みを行っている。

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科学探検家ジスラン・バルドゥは、最大で72時間もの間、海底で調査活動ができる水中カプセルを建設。©️Rolex/Franck Gazzola
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ウミガメを調査するジスラン・バルドゥ。©️Rolex/Franck Gazzola

今回のドキュメンタリー映像「パーペチュアル プラネット:Heroes of the Oceans」では、6人の海洋科学者の活動を通して、海が直面している課題とその解決策をさまざまな側面から浮き彫りにしている。「情熱や好奇心、希望があれば、誰でもすべてを変えることができる。私たちは何世代にもわたって『パーペチュアルプラネット』をつくることができるのです」とシルビア・アールは語っている。

映像はロレックスのウェブサイトの他、BSフジにて、「海の日」の7月22日(木・祝)19時~20時に放送される(再放送:8月29日(日) 14時~15時)。

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西オーストラリアの海岸沖でジンベエザメに行動追跡用衛星タグを装着する海洋科学者ブラッド・ノーマン。©️Rolex/Franck Gazzola

ロレックス

https://www.rolex.org/ja
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