名作椅子も座ってOK!「椅子の神様」、宮本茂紀の仕事に触れる展覧会。

文:はろるど

1950年代から現在に至るまで約65年以上も椅子づくりに携わり、「椅子の神様」と称される宮本茂紀。15歳にして明治由来の伝統的な椅子づくりを学び、新たな素材や変化する技法に対応しながら、デザイナーや建築家のデザインした椅子を試作するモデラーとして数多くの名作を世に送り出してきた。 LIXILギャラリー東京で11月23日まで開催中の『椅子の神様 宮本茂紀の仕事』では、最新のオリジナルの椅子など約35点を展示。さらに鹿鳴館で使われた古い椅子の修復の仕事や、美大生を対象に椅子の研究を行った「Mプロジェクト」など、過去と現在、そして指導者として未来を見据えた宮本の幅広い活動を紹介している。

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