あの奇想天外なデザインのパビリオンに再び会える!「The Legacy of EXPO’70 建築の記憶―大阪万博の建築」で、建築の記憶を探しに。

文:脇本暁子

1970年、大阪で日本万国博覧会開催された当時の出展施設だった鉄鋼館を利用してオープンした「EXPO’70パビリオン」。 万博当時の資料約3000点を展示しているこの記念館で、現在「The Legacy of EXPO’70 建築の記憶―大阪万博の建築」が開催中です。テーマは大阪万博のレガシー(遺産)としてのパビリオン建築。それまでの、重く巨大な構造物から、軽く小さな動くものへと、建築の在り方を180度転換させた大阪万博。会場では、日本初のエアードームや、吊構造、巨大なデコレーションツリーなど・・・実験劇場さながらの創意工夫を重ねたパビリオンが造られました。 本展では、構想段階の設...

続きを読む