最高の座り心地を約束する、ウェグナーの「ベアチェア」5台が展示販売されます。

文:佐藤千紗

北欧家具デザインの巨匠、ハンス・J・ウェグナーは、生涯500脚もの椅子をデザインした椅子の名手でした。木工職人の資格も持つウェグナーのつくる作品は、素材を生かした技術とクラフトの温かみがあり、デザインはシンプルかつ優美。家具デザイン史に残る傑作として、いつまでも輝きを放っています。その彼が晩年を過ごすホームに2脚のみ椅子を持っていきました。ひとつがダイニングチェア“PP701”で、もうひとつがラウンジチェア“ベアチェア”です。 食べるための椅子と寛ぐための椅子。ベアチェアという名前は、後ろから熊にハグされているような心地よさと、アーム先端が木でできていて、まるで熊が手を広げているよう...

続きを読む