先端技術に触れ、未来を考えるミュージアムがオープン

文: 河内秀子

ベルリン中央駅から徒歩約5分。カンチレバー構造の五角形のガラス建築が光を反射し、行き交う人々の目を奪う。この「フュートゥーリウム」は、9月に開館したばかりの、未来をテーマにしたミュージアムだ。建物自体が、パラフィン系潜熱蓄熱材を用いた低エネルギー仕様で、未来の建築とはどうあるべきかという提案でもある。3フロアに分かれた約3000㎡の空間には、自然、人間、ロボット技術など、テーマごとに多彩な切り口の「未来」を展示している。地下には3Dプリンターなどが揃ったラボもあり、自分でロボットをつくってプログラミングすることも可能。常に新たな技術開発に意欲的なドイツらしい、未来をどう生きるかを考える...

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