本誌では書けなかった裏エピソード

座喜味城跡は、地元の人のジョギングコース?

担当:編集S
世界遺産名:琉球王国のグスク及び関連遺産群

今回、取材した座喜味城跡は、24時間いつでも見られる世界遺産です。ちょっとした高台にあって、石垣をくぐれば、美しい芝生が。そのためか、どうやら地元の人にとっては、うってつけのジョギングコースのようです。我々スタッフは、早起きして、まだ涼しい朝8時くらい到着したのですが、米軍基地の外国人から、地元の健康マダムまで、いろんな人が階段を駆け上り、芝生の上でストレッチをしておりました。なんとも贅沢ではありませんか。世界遺産の中でトレーニングをできるなんて。座喜味城を訪れる際は、ぜひジョギング姿で。世界遺産の新しい楽しみ方です。

ところで、座喜味城は読谷村にあります。ご存じ、読谷村といえば、おきなわの民芸を代表するやちむん(焼きもの)の陶房が集まる「やちむんの里」がある場所。沖縄初の人間国宝である金城次郎さんの陶房のほか、大嶺寶清窯、北窯など訪れるべき陶房が集まっています。九室連房の登り窯(共同窯)も必見です。沖縄のグスクは、だいたいクルマでしか行けない場所にあるので、訪れるならグスク+αが欲しいもの。そんな意味でも、座喜味城跡はおすすめです。