本誌では書けなかった裏エピソード

時代劇に登場する「江戸城」は、実は姫路城なんです。

担当:クリエイティブディレクターY
世界遺産名:姫路城

俳優松平健が徳川吉宗を演じたご存じ『吉宗評判記 暴れん坊将軍』。この時代劇のなかで江戸城としてロケーションの舞台になっていたのが、実は姫路城だったのです。また、姫路城の南西に位置し、広々とした庭内にさまざまな草花が植えられて、四季折々の景色がとても美しい日本庭園「好古園」。 ここもロケ地として頻繁に利用されています。『大岡越前』『必殺仕事人』『水戸黄門』『大奥』など、お茶の間で人気の時代劇において、姫路城およびその周辺施設は、江戸城としてスクリーンに登場することが多いのです。知っていましたか?

ところで。JR姫路駅の中央改札を抜け、視線を右手に向ければ真正面に見える姫路城。この姫路駅がある場所は、かつて外堀があった辺りといわれ、いかに大規模な城郭であったかが想像できます。姫路駅から姫路城にまっすぐつながるのが大手前通り。徒歩20分弱で姫路城に到着です。その大手前通りに並行する約550mの商店街が、姫路みゆき通り。木組みの屋根や柱の下の石垣など、ディテールのそこここに姫路城を思わせる和風建築がイメージされたアーケード街となっています。この商店街にも喫茶店が点在していますが、モーニングセットでアーモンドトーストを供する店が多いのはいうまでもありません。


吉田 時代劇に登場する「江戸城」は、実は姫路城なんです。