国産都市型SUVの代表格、トヨタ・ハリアーの新型が7年ぶりに登場。

国産都市型SUVの代表格、トヨタ・ハリアーの新型が7年ぶりに登場。

文:Pen編集部

日本の代表的な都市型SUVである「トヨタ・ハリアー」の4代目となる新型が2020年4月に発表された。ハリアーは誕生以来ずっと、SUVのフォルムや空間性をゆとりや余裕、つまり、たくましさというよりも優雅と捉え、他とは異なる存在価値をアピールしてきた。どっしりと構えているようで顔立ちや窓の形状、キャラクターライン、フェンダーアーチは繊細でシャープ。ドアを開けば広々としていながら、決してゴージャスではない、上品な風合いのテキスタイルに覆われた室内がお目見えする。極端に装飾的になったりはせず、大衆ブランドのクルマという位置づけは保ちながら、代を重ねるごとにハリアーのデザインの精度は高まっていった。

今回の新型は、先代で強調されたなだらかにカーブするルーフラインをもつ、クーペ的なボディフォルムがより際立つ点にまず目が行く。上屋(窓ガラスの底辺から屋根まで)の幅がさらに狭まり、フロントからリアまでが鋭くつながっていくのだ。

フロントやリアフェイスも、コンセプトはボディフォルム同様だと感じられる。前者に関しては、グリルの底部から左右のヘッドライトにかけて、羽ばたく鳥のような線が与えられた。

リアフェイスはライトが一文字になっており、全体的に“連続性”が意識されている。

一方の室内について、イメージ源とされたのは、乗馬に用いられる鞍なのだという。先代よりも幅広くなり堂々としたセンターコンソールが鞍を表現しており、そこを中心にすっきりとしたデザインのインストルメントパネル、ドアトリムが組み合わされる。

先代の趣も同じ方向性だったと思うのだが、まだそれぞれが独立していた印象だった。落ち着いた雰囲気のブラウン、グレー、ブラックの配色もともあいまって、一体感がかなり増している。

ところどころにあるアールのイメージは、厚革を曲げることで生まれる自然なシルエットなのだとか。インストルメントパネルやドアトリムに、曲木から着想を得たウッド調の加飾、パイピングが随所に配され、さりげない上質感を演出。

プラットフォーム(基本骨格)やパワートレーンは、「2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことが記憶に新しい「RAV4」と同じ、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーの略で、プラットフォームを根幹とする車両づくりの基本方針)によるものが採用されている。パワートレーンのラインアップは、2.0Lのエンジン、2.5Lのハイブリッドで、駆動方式はFF(前輪駆動)とE-Four(状況によって前後のトルク配分を自動制御する、電気式の4WD)を用意。

中身は同じとは言え、RAV4とはルックスの雰囲気、キャラクターが大きく異なることから、乗り味もおそらく違うだろう。いまから乗るのが楽しみなクルマだ――と期待を寄せたいところなのだが、残念ながら新型コロナウイルスの影響によって20年6月発売の予定が変更される可能性があるそう。そのため、価格や実燃費といった詳細はいまだ不明だ。

無事、発売されることを願いたい。

問い合わせ先/トヨタ自動車株式会社 お客様相談センター TEL:0800-700-7700
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