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4ドアで最高出力が639馬力! ある意味最強のメルセデスといえる、「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」が日本初上陸。

文:サトータケシ

4ドアで最高出力が639馬力! ある意味最強のメルセデスといえる、「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」が日本初上陸。

メルセデス・ベンツの新しいデザインコンセプトが採用された「GT 63 S 4MATIC+ エディション1」。フロントグリル内の縦のルーバーが、メルセデスAMGであることを主張する。

「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」というモデルをひと言で表現すれば、「5人乗りのスーパーカー」といえるでしょう。世界中のハイパフォーマンスカーがテストを行うドイツのニュルブルクリンク・サーキットにおいて、4ドアモデルの最速タイムを叩き出したので、「世界一速い4ドア車」と呼ぶこともできます。高性能と余裕のある居住空間を両立したモデルですが、それだけではありません。メルセデス・ベンツの最新コンセプトでデザインされた造形美にも注目です。

ボディ側面をご覧ください。鋭利なキャラクターラインや複雑な面の組み合わせが使われていないことがわかると思います。後方から眺めても、お尻のかたちはツルンとシンプル。ごちゃごちゃと手を加えるのではなく、本質的なフォルムの美しさで個性を表現しようとする考え方で、メルセデス・ベンツはこの新しいデザインコンセプトを「センシュアル・ピュリティ(官能的な純粋さ)」と名付けました。化粧ではなく、鍛え抜いた筋肉のラインで美しさを表現するのです。

このモデルのデザイン的特徴は、真横からの眺めによく表れていると思います。真横から見ると、まずボンネットの長さに目が行きます。ボンネットの長さはパワーの証し。なぜならそれは、強力なエンジンを搭載していることを予感させるからです。ボンネットはフロントウィンドウ、そして美しく弧を描くルーフラインへと連なります。このルーフラインと天地幅が狭いサイドウィンドウの組み合わせが、見る者に繊細な造形美を印象づけます。真横からのサイドビューには、力強さと優雅な身のこなしが両立しているのです。またボディ後方に向けてギュッと絞った造形でありながら、後部座席に乗り込むと広々としていることに気づきます。カッコよさだけでなく、大人4人が長距離を移動できる居住性まで考えられたデザインなのです。

運転席に座ると、モダンで機能的なインテリアデザインという印象を受けます。その理由は、2つの液晶ディスプレイを1枚のガラスで覆ったメーターパネルの存在でしょう。近年の高性能車はオーディオやナビゲーション、空調に留まらず、車両のセッティングや運転支援装置など扱う情報量がかつてと比べものにならないほど増えています。タブレット端末のように画面を切り替えるインターフェイスによって、膨大な情報量をスマートに取り扱うことができるのです。

上質であるけれど華美ではないインテリアに囲まれてエンジンスタート、乾いたサウンドが耳に心地よく響きます。639馬力(!)を生み出す4ℓ V8ツインターボエンジンの動力性能については、冒頭で述べた通り。AMGについて未だにチューナーだと誤解している人もいますが、違います。現在のAMGは、ハイパフォーマンスカーの開発やモータースポーツ活動に携わるメルセデス・ベンツの1部門。F1ではメルセデスAMGペトロナスが5連覇中と、圧倒的な強さを見せています。F1で無敵のテクノロジーがフィードバックされているわけですから、メルセデスAMG GT 4ドアクーペが世界最速の4ドア車だというのも納得です。

ここ最近は車高が低くて美しい4ドアクーペが増えていますが、これは当然だと思います。なぜなら利便性を追求すれば、ミニバンやSUVが有利。したがっていま4ドア車に求められているのは、カッコよさとファン・トゥ・ドライブの追求といえるのではないでしょうか。最新のデザインコンセプトと無双のハイパフォーマンス。4ドアクーペが群雄割拠する中でデビューしたメルセデスAMG GT 4ドアクーペには、まさに「真打登場!」という声をかけたいと思います。

4ドアで最高出力が639馬力! ある意味最強のメルセデスといえる、「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」が日本初上陸。

排気量4ℓのV8ツインターボエンジンは、最高速度315km/hまで車体を引っ張る。シャシー開発にあたっては、モータースポーツで培った経験とノウハウが存分に盛り込まれているという。

4ドアで最高出力が639馬力! ある意味最強のメルセデスといえる、「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」が日本初上陸。

写真の「GT 63 S 4MATIC+」には、電動式のリトラクタブルリアスポイラーを採用。前出の「エディション1」は固定式のアジャスタブルリアウイングスポイラーが装備される。

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航空機のコックピットのようなインテリア。ステアリングホイールのスポーク部分に運転支援装置などの各種スイッチ類を配置し、運転中はステアリングから手を離さずに操作できる。

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シフトセレクター脇のスイッチでドライブモードの選択が可能。ベーシック、アドバンスト、プロ、マスターなど各モードを設定することで、クルマの性格が大きく変わる。

メルセデスAMG GT 63 S 4MATIC+

●サイズ(全長×全幅×全高):5054×1953×1447mm
●エンジン形式:V型8気筒DOHCツインターボ
●排気量:3982cc
●最高出力:639PS/5500-6500rpm
●駆動方式:4WD(フロントエンジン4輪駆動)
●車両価格:¥23,530,000(税込)
※欧州参考値

問い合わせ先/メルセデス・コール
TEL:0120-190-610
www.mercedes-benz.co.jp

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