ランボルギーニの疾走感か、ピレリのレガシーを纏うか。
両天秤の腕時計
文:並木浩一 写真:宇田川淳

ランボルギーニの疾走感か、ピレリのレガシーを纏うか。

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ROGER DUBUIS
ロジェ・デュブイ

ロジェ・デュブイはいま、クルマの世界ときわめて濃密な関係を築いている腕時計ブランドだ。ランボルギーニ・スクアドラ・コルセとの提携を結んだのは2017年。その後の新モデルはリリースのたびに、否応もなく注目を浴びる。
一方でタイヤメーカー、ピレリとのコラボレーションも見逃せない。世界のモータースポーツシーンを支えるビッグネームとの関係は、ロジェ・デュブイをあらゆるサーキットから連想させる存在にした。いま狙うのならば、この2つのエレメントが、絶対的に心を刺してくる。
ランボルギーニの疾走感を強烈にイメージさせる新作が「エクスカリバー ウラカン ペルフォルマンテ」。言うまでもなく噂の軽量スーパーカー「ウラカン LP 640ー4 ペルフォルマンテ」の腕時計版である。ホイールのデザインを取り入れた全周ローターをもつ自動巻きムーブメントを透かして見せる構造は、クルマのウラカンのエンジン内ストラットバーとイメージを共有。手を置いた時に水平になる、12度傾けたバランスホイールが、タコメーターのように12時位置に映える。ストラップは実車のシートと同じアルカンターラ製で、ピレリ ピーゼロ トロフェオ Rのパターンを刻む。
対するのが「エクスカリバー スパイダー ピレリ オートマティック スケルトン」。デビュー時にはアブダビGPの優勝タイヤをストラップの素材の一部に用いたほどの、モータースポーツの申し子だ。F1公式タイヤサプライヤーのオーラは、他のどんな腕時計にも宿らない。ジュネーブ・シールの置きどころが表側にしかなかったほど大胆なスケルトンの構成美が、スパイダー=オープントップの爽快感を生む。しかもマイクロローター装備の自動巻きだ。
それぞれが、88本の世界限定。希少な存在感は、ブランドの中で貴重な魅力を競い合う。


  • エクスカリバー スパイダー ピレリ オートマティック スケルトン

    自動巻き(マイクロローター)、チタン、ケース径45㎜、パワーリザーブ60時間、ラバー製ストラップ、ジュネーブ・シール刻印、ラバーストラップ+ピレリタイヤのラバー製インレイ、DLCチタン製クラスプ、5気圧防水、世界限定88本。¥8,800,000(税込)

  • エクスカリバー ウラカン ペルフォルマンテ

    自動巻き、チタン、ケース径45㎜、パワーリザーブ60時間、アルカンターラ×ラバー製ストラップ、ブラックDLCチタン製クラスプ+アジャストフォールディングバックル、クイックリリースシステム、5気圧防水、世界限定88本。¥6,407,500(税込)

ロジェ・デュブイ TEL:03-4461-8040

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次号予告

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