船串篤司とKeicondoの陶芸展で、日常を彩るアート「器」に触れてみませんか?

  • 文:山田泰巨

Share:

『Terra』展は、2017年12月16日(土)~12月26日(火)の期間に恵比寿のアルフレックス東京にて開催されます。

家具とともにインテリアを彩り、暮らしに潤いと楽しさをもたらすアート――。数々の名作家具で知られるインテリアブランド、アルフレックスは「LIFE with ART project」と称し、写真や絵画など、幅広いジャンルのアート作品とインテリアをつなぐイベントを定期的に行っています。このイベントのユニークなところは、壁面を飾るアートにとどまらず、食卓や棚を彩る器にも着目しているところ。今回は、茨城県笠間市で作陶するふたりの陶芸家、船串篤司とKeicondoを紹介する展覧会『Terra』を、2017年12月16日(土)から12月26日(火)まで恵比寿のアルフレックス東京で開催します。

本展のテーマは、イタリア語で「土」を意味する「Terra」。器づくりには欠かせない素材であり、食材やワインのもととなる大きな存在です。この言葉を手がかりに、船串とKeicondoは、食器類のほか、リビングなどに映える大きめの花器、鉢、オブジェクトなどに挑みました。無駄を削ぎ落としたストイックな形で多くのファンをもつ船串と、大地を思わせる黄色い釉薬とモダンな意匠が美しく調和するKeicondo。異なる視点の作品ながら、ふたりはプライベートでも親しく、両者が並ぶとその相性のよさに驚かされます。

ギャラリーにあまり並ぶことのない大ぶりの作品は、インテリアブランドのアルフレックスならではのアプローチと言えるでしょう。また今回は船串、Keicondoのトークとともに、ふたりの器を使ったワイン食堂「レインカラー」のワンプレート料理とワインを楽しめる食事会も開催。いつもとは少し違うアルフレックス東京で、器という日常のアートを楽しんでください。

船串篤司の作品。無駄を削ぎ落としたストイックな形や土の深い表情が魅力的です。

Keicondoの器は、大地を思わせる黄色い釉薬が特徴的。土着的になりそうな色合いですが、美しい意匠によりモダンに仕上がっています。

voice No.02 船串篤司・Keicondo 陶展『Terra』 

開催会期:2017年12月16日(土)~12月26日(火)
開催場所:アルフレックス東京
東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクェア1F
TEL:03-3486-8899
営業時間:11時~19時
定休日:水
会期中入場料無料
※Curated by noie.cc


『Terra』 イベント

開催日時:2017年12月19日(火)18時〜19時30分
定員:40名
参加費:¥4,000
申込方法:アルフレックスジャパンのウェブサイトで受付 ※応募多数の場合は抽選
www.arflex.co.jp
※作家のトークに加え、ふたりの器を使い、学芸大学のワイン食堂「レインカラー」の彩り豊かなワンプレートイタリアンとワインが楽しめるイベントです。