twelvebooks主催、写真集について語る「フォトブック・シンポジウム」へ参加してみませんか?

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    左から:植田正治『SHOJI UEDA』、カトリン・コーニング& サルカー・プロティック『ASTRES NOIRS』、ヴァサンタ・ヨガナンタン『EARLY TIMES』(すべてCHOSE COMMUNE)

    本が好き、写真が好き、海外の本事情に興味がある――そんなみなさんにおすすめのイベントが、8月27日(土)、原宿のVACANTで開催されます。海外の、主に現代写真に関する書籍を独自の視点でセレクトし販売するtwelvebooksによる主催。今回は、フランスのインディペンデント出版社「CHOSE COMMUNE」をピックアップ、設立者であるセシル・パンブフ・コイズミ氏とヴァサンタ・ヨガナンタン氏が来日し、プレゼンテーションやトークが繰り広げられます。

    CHOSE COMMUNEは2014年にフランスを拠点に設立された出版社。主に若手の作品や、著名な写真家なら未発表作にフォーカスし、これまで4冊の写真集を刊行しています。センスある編集に大胆かつ自由なデザインで、ほとんどの作品はその年の各ブックアワードにノミネートされているそうです。

    シンポジウムは2部制で開催。第1部はCHOSE COMMUNEの写真集について、セシル・パンブフ・コイズミ氏が『ASTRES NOIRS』を、ヴァサンタ・ヨガナンタン氏は自身の作品集『EARLYTIMES』を取り上げ、映像やスライドショーでプレゼンテーションを行います。第2部では、昨年世界中で話題になった植田正治の写真集『SHOJIUEDA』(CHOSE COMMUNE刊)を参考に、島根県立美術館主席学芸員の蔦谷典子氏が『植田正治の空(くう)』についての特別講義を行います。講義の後にはセシル・パンブフ・コイズミ氏とヴァサンタ・ヨガナンタン氏を交え、国内で出版されている植田正治の写真集とCHOSE COMMUNEの写真集の違いなどについてトークを交わすというのも興味深い試みです。定員は50名、ホームページから要予約。日仏の写真集比較を目にできる貴重な機会、本について、写真について思いを巡らせてみてください。(Pen編集部)

    カトリン・コーニング& サルカー・プロティック『ASTRES NOIRS』より。

    ヴァサンタ・ヨガナンタン『EARLY TIMES』より。
    (C) Vasantha Yogananthan

    植田正治『SHOJI UEDA』より。
    (C) Shoji Ueda

    「フォトブック・シンポジウム:CHOSE COMMUNE」

    開催日程:8月27日(土)
    開催時間:17時~20時(16時30分開場)
    場所:VACANT 
    東京都渋谷区神宮前3-20-13 2F
    ゲスト:セシル・パンブフ・コイズミ & ヴァサンタ・ヨガナンタン(CHOSE COMMUNE)、蔦谷典子(島根県立美術館 主席学芸員)
    料金:前売り¥ 1,500(Chose Commune オリジナルトートバッグ付き ※先着30名)、当日¥1,000
    定員:50名
    前売りチケット予約:http://bit.ly/2bfCtGE