コロナ禍も長く続き、塞ぎがちな気持ちから元気になってもらおうと、癒しのジャングルや寄り添う草花、気持ちの晴れ晴れするリゾート、鮮やかなフルーツなど新作111点を作家・大宮エリーが描き下ろした。これらに、旧作約50点と、世界最大規模の見本市であるミラノサローネで製作したアート家具13点のトータル約200点を加え、西武渋谷店 B館8階で展示している。

この個展は次の5つのテーマで構成される。瀬戸内の犬島の草花をモチーフとした「寄り添う草花」、ある夫婦の幸せなピクニックをイメージした「beautiful days」、17歳で未亡人になったヴーヴクリコにインスパイヤーされた「未亡人の館」、奄美大島の原生林を再現した「奄美のジャングル」、スリランカ、ハワイ、モロッコ、モルジブ、キューバなどリゾート感全開の「行きたい旅」だ。

まさに大宮エリーのこれまでの集大成ともいえる。旅する気持ちで楽しみたい。