写真・文:中島佑介

定期的に海外のひとつの出版社に焦点を当て、その出版社の本だけを取り扱うショップ「POST」のスタッフが、いま気になる一冊をピックアップ。今回、中島佑介さんが紹介してくれるのは、ベルリンを拠点に活動するアーティストのオラファー・エリアソンによるアートブック。このアートブックには、ほかのあらゆる本とは決定的に違った”赤裸々”さが存在します。

Vol.23 オラファー・エリアソンによる、アート制作の裏側を伝える一冊。

TYT (Take Your Time), Vol. 7: Open House / Olafur Eliasson / Studio Olafur Eliasson
テイク ユア タイム Vol.7: オープンハウス / オラファー・エリアソン / スタジオ オラファー エリアソン

アーティストのオラファー・エリアソンは、ベルリンに拠点を設けて活動をしています。現在はそこに約90名のスタッフが在籍し、チームごとにいくつものプロジェクトを同時進行しています。プロジェクトの規模や種類、扱う材料や形状などによってセクションが分かれ、さらにリサーチやメディア対応、展示プラン計画、作品輸送、経理といった仕事まで、すべての機能が組織内で完結しています。しかし、一般に公開されている作品からだけではその全貌を伺い知ることができません。今回ご紹介する本は、普段はベールに包まれているスタジオの内部から外部へのつながりまでを明らかにしたアートブックです。