世界最大規模の電波望遠鏡と国内外のミュージシャンがコラボレーション。星の声を聴く楽曲アルバムが発売です!

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    世界最大規模の電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」のプロモーションの一環として誕生したアート作品『ALMA MUSIC BOX』をもとに、国内外のミュージシャンたちが楽曲を制作。その楽曲を収録したアルバム『Music for a Dying Star』が9月30日に発売されます。

    「アルマ望遠鏡」は、南米・チリの砂漠に建設された、世界21の国と地域が共同で作り上げた巨大な電波望遠鏡で、これまで宇宙に関する新しい発見を数多くもたらしています。2014年に、この望遠鏡を管理する国立天文台とクリエイターがコラボした、アート『ALMA MUSIC BOX』が生まれました。『ALMA MUSIC BOX』は、アルマ望遠鏡が捉えた、寿命を迎えようとしている星 「ちょうこくしつ座R星」が発する電波データを、オルゴール盤に置き換えたものです。「死にゆく星のメロディ」と銘打たれたオルゴールディスクの数は、70種類にのぼります。

    この「死にゆく星のメロディ」をもとに、国内外で活躍するミュージシャンが、楽曲を制作するのが本プロジェクトです。参加するミュージシャンは、蓮沼執太、mito、高木正勝、伊藤ゴロー、スティーヴ・ジャンセン、クリスチャン・ フェネスら11組。クラウドファウンディングの資金調達に成功し、発売が決定したCDアルバムには、アーティストによる新曲11曲に加え、オリジナルのオルゴール音源1曲が併せて収録されます。

    また、CDアルバムの発売と連動して、さまざまなスペシャル企画も決定。コミック『宇宙兄弟』とのコラボレーションでは、映像と楽曲を組み合わせた動画を発表。金沢21世紀美術館では、クリスチャン・フェネス、蓮沼執太のライブ&プロジェクトメンバーによるトークショー(10月4日)や、11月15日まで『ALMA MUSIC BOX』の展覧会が開催されています。

    ミュージシャンたちの楽曲を通して、星の声を聴き、宇宙とつながる芸術の秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。(高柳 圭)


    2011年、アルマ望遠鏡は死にゆく星『ちょうこくしつ座R星』が放つ電波をとらえました。この作品は、そのデータをオルゴールに変換したものです。

    アルマ望遠鏡は、南米チリの砂漠に展開されたパラボラアンテナを結合し、山手線に匹敵する大きさの巨大望遠鏡として機能します。天体が放つ微弱な電波をとらえ、星や惑星の誕生、銀河の進化、宇宙における生命の起源の謎にせまります。

    アルバムの発売に合わせて、「宇宙兄弟 x ALMA MUSIC BOX」のノベルティグッズ付きCD『Music for a Dying Star』を、小山宙哉氏の公式サイト から限定発売します。ノベルティは、ALMA MUSIC BOX特別デザイン!限定数に達し次第、販売は終了します。©Chuya Koyama/Kodansha

    『Music for a Dying Star』

    全12曲 52分
    価格:¥3,000
    発売元:エピファニーワークスhttp://alma.mtk.nao.ac.jp/musicbox/