沖縄角力の伝説の猛者から女子高校生の相撲部まで、各地のユニークすぎる「相撲取り」とは?

  • 文:今泉愛子

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『世界のおすもうさん』和田靜香/金井真紀 著 金井真紀 イラスト 岩波書店 ¥1,980(税込)

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

相撲ファンの著者ふたりが日本各地の「おすもうさん」を取材。ユーモラスなイラスト付きでリポートする。沖縄で盛んなのは、道着と鉢巻きを着けて戦う沖縄角力(すもう)。和歌山のあるスーパーには相撲部があり、みなで仕事後に汗を流す。日本で暮らすブラジルやハワイ出身者も故郷で親しんだ相撲に夢中だ。モンゴル出身の人類学者は、国技館で見た土俵の狭さに驚いたという。モンゴルでは取組の際に土俵を使わないのだ。国籍や性別、世代を超えて人々が夢中になるこの競技は、実に多彩で面白い。



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