身のまわりのもので仕事の原点をたどる、 谷川俊太郎の展覧会で言葉の世界...

身のまわりのもので仕事の原点をたどる、 谷川俊太郎の展覧会で言葉の世界に浸ってみませんか?

撮影・文:及位友美

「自己紹介」のコーナー。谷川が影響を受けたものをまとめて展示した柱があります。なかには、愛読書だというD・H・ローレンスの本『現代人は愛し得るか』やレンブラントの自画像などを収めた画集に交じって、「母・多喜子の愛情」や「父・谷川徹三の書いた文章」なども入っています。

日本を代表する詩人のひとり、谷川俊太郎。東京オペラシティアートギャラリーでは2018年3月25日(日)まで、その詩の世界をじっくり味わうことができる『谷川俊太郎展』を開催しています。詩が生まれる原点に触れることを目的とし、谷川が日々の暮らしの中で大切にしている愛用品も合わせて展示される、興味深い内容です。

谷川は、1952年に詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たし、軽やかな作風で戦後の詩壇に新風をもたらしました。TVアニメ『鉄腕アトム』の主題歌の作詞や、『マザー・グースのうた』『ピーナッツ』といった書籍の翻訳などで知られ、86歳を迎えた現在も読み手の心に届く瑞々しい言葉で、子どもからお年寄りまで多くの人々を魅了し続けています。

本展は、3つの構成に分かれています。ひとつ目の展示「音と映像による新たな詩の体験」は、谷川による詩の朗読の「声」とミュージシャンの小山田圭吾による音楽、インターフェイスデザイナーの中村勇吾の映像がコラボレーションしたインスタレーション。朗読される詩は、小山田が選んだ作品です。ふたつ目の展示「自己紹介」は、谷川の詩「自己紹介」をもとに、谷川自身を紹介する注目のパート。ここに、谷川の自宅から持ち込まれた書籍や工具、家族写真などの身のまわりのものも展示されています。学芸員の佐山さんによると、あまりにも多くのものを持ち出したため、自宅は空っぽになっているかもしれないとのこと。「谷川さんは詩作を始めた当初から、実生活をもとに詩を書いてこられました。本展では、谷川さんが会場の中にいらっしゃるような雰囲気を楽しんでいただければ」と話します。そして、後半のパートでは、谷川が今回書き下ろした詩も楽しめます。

谷川の選りすぐりの詩作品を、さまざまな形で堪能できる貴重な展覧会。言葉がもつ力を感じながら、詩の世界に浸ってみてください。

展覧会が始まる直前、来場してその場でコメントを書いたという谷川。会場の中に、このようにたくさんの言葉を配置していきました。

谷川が本展のために書き下ろした詩をじっくりと堪能できる空間もあります。

谷川が本展に寄せた挨拶の詩は、会場の入口に展示。

『谷川俊太郎展』

開催期間:2018年1月13日(土)~ 3月25日(日)
開催場所:東京オペラシティ アートギャラリー 3F
東京都新宿区西新宿3-20-2
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開催時間:11時~19時(火~木、日、祝) 11時~20時(金、土)※いずれも入場は閉館の30分前まで
休館日:月、2月11日(日) ※2月12日(月)は開館、翌2月13日(火)は休館 
入場料:一般 ¥1,200(税込)
www.operacity.jp/ag/exh205

身のまわりのもので仕事の原点をたどる、 谷川俊太郎の展覧会で言葉の世界...
Feature Product カーデザイナー・和田 智がデザインした、イッセイ ミヤケ ウオッチの新作は、クラシカルな薫りが漂う洗練の腕時計。
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カーデザイナー・和田 智がデザインした、イッセイ ミヤケ ウオッチの新作は、クラシカルな薫りが漂う洗練の腕時計。

写真:宇田川 淳 文:並木浩一

ISSEY MIYAKEのブランドスピリットを、世界で活躍するプロダクトデザイナーたちが独自のデザインで表現するISSEY MIYAKEウオッチ・プロジェクト。第19弾「U(ユー)」は和田 智のデザインだ。腕時計を革新し続けるプロジェクトへ、3作目の参加だ。

カーデザイナー・和田 智がデザインした、イッセイ ミヤケ ウオッチの新作は、クラシカルな薫りが漂う洗練の腕時計。

「U」。クオーツ、ステンレス・スティール、ケース径41.1 mm、ホワイトダイヤル、ローマ数字&バーインデックス、 時・分・秒表示、カーブハードレックスガラス風防、ステンレス・スティール製ブレスレット、日常生活用強化防水( 5気圧防水)。¥44,000/ISSEY MIYAKE WATCH(セイコーウオッチ お客様相談室)

ISSEY MIYAKEウオッチ・ プロジェクトに、和田 智が登場。「U (ユー)」は、世界が認めるデザイナーのプロジェクト第3作目だ。
「アウディA5」をはじめ、自動車デザインで瞠目の活動を続けていた和田が、初めて腕時計を手がけたのは7年前のこと。2012年のバーゼルワールドでデビューした第1作「W(ダブリュ)」では腕時計の中に和の感性を忍ばせ、4年後には、より〝腕時計らしさ〞を追究する「Wオートマティック」が誕生。そして今回の「U」は、驚嘆と共感を引き出すデザイナーの、さらに深化した世界観が人々を魅了する。

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