イデーショップ 六本木店で開催中! ナイジェル・ピークのリトグラフ展で、“アートのある暮らし”を手に入れよう。

  • 文:山田泰巨

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パリの「イデム・パリ」を訪れたナイジェル・ピーク。

アートのある暮らしをもっと身近なものにしようと、アート・プロジェクト「Life in Art」に取り組むインテリアショップのイデー。彼らはこれまで、パブロ・ピカソやアンリ・マティスなどの作品を手がけてきたパリの伝説的なリトグラフ工房「イデム・パリ」とコラボレーションし、染色家の柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)によるリトグラフ作品などを制作してきました。

今回、イデーが次なるコラボレーションの相手として選んだのが、北アイルランド出身のドローイング・アーティスト、ナイジェル・ピークです。建築を学び、現在は学生に建築を教えているナイジェルですが、アーティストとして数々のアートブックを発表。世界各国の企業やギャラリーとコラボレーションするなど、幅広く活躍しています。

そんなナイジェル・ピークの日本初の展覧会『RETURN』が、2017年12月4日(月)までイデーショップ 六本木店で開催中です。展示では、風景や建物を題材に、独自の視点で作品を発表してきた彼の足跡を再構築。彼がリトグラフ作品を発表するのは今回は初めてですが、自らの手で描くドローイングとは異なり、職人の手を経て生まれるリトグラフは、これまでの作品と趣が違います。

「リトグラフでは、機械を使ってはいても、そこに絶対に人の手が入っています。マニュアル的な部分があってこそのプリント技術ですが、人の手が入ることで、それぞれに少しずつ違いがある。そこが普通の印刷とまったく違いますね」と、ナイジェルはリトグラフの魅力を語ります。

ナイジェルのドローイング作品集『IN THE WILDS』との出合いをきっかけに、イデーは「イデム・パリ」での作品制作を依頼。およそ2年の歳月を経て完成したのが、本展で展示・販売される14点の新作リトグラフです。作品はすべて直筆サインとシリアルナンバー入りで、数量限定販売されます。繊細に表現されたナイジェル・ピークの世界を、ぜひ会場でご覧ください。

紙を引く速度が遅いことで生まれる線の揺らぎも、そこに魅力があるとナイジェルは言います。

「リトグラフは色を載せるたびに新たな色との出合いがあり、新しい発見がある」とナイジェル。

展示販売されるリトグラフ作品は全14点、S、M、Lの3サイズ。すべて直筆サインとシリアルナンバー入りです。Sサイズ(W308×H399×50mm)¥30,240(税込)、Mサイズ(W414×H529×D50mm) ¥48,600、Lサイズ(W550×H730×50mm)¥81,000(税込) ※すべて額装込

ナイジェル・ピーク 新作リトグラフ展 『RETURN』

開催期間:2017年11月10日(金)〜12月4日(月)
開催場所:イデーショップ 六本木店
東京都港区赤坂9-7-4 D-0316東京ミッドタウン Galleria 3F
TEL: 03-5413-3455
営業時間:11時〜21時
会期中無休
入場料:無料
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