ヨーロッパの珠玉のビーチ写真を堪能、写真家マッシモ・ヴィターリの日本初の個展が開催されます。

  • 文:Pen編集部

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『ピシーナ ダス マレス ライト 』2016年 ポルトガルにて撮影。

大勢の人々が過ごすヨーロッパのビーチでの、奇跡的な一瞬を切り取るイタリア人写真家、マッシモ・ヴィターリ。ポンピドゥー・センターやグッゲンハイム美術館で展覧会を成功させ、エルトン・ジョンがコレクターとして知られるなど、世界的に注目される写真家です。2018年7月10日から7月16日まで、日本初となる個展『Coastal Colonies』が、南青山のスパイラルガーデンにて開催されます。

1944年にイタリアのコモで生まれたヴィターリ。ロンドン芸術大学で写真を学び、フリーのフォトジャーナリスト、広告や映画の撮影技師として活動したのち、93年から自身の愛するヨーロッパのビーチを撮影し始めます。4~5ⅿの高さの足場を組み、超大判カメラの最高峰とされる「ディアドルフ11×14」を使い、海辺を斜めから俯瞰する角度で写真を撮影。アナログフィルムならではの淡く温かい色彩を、高さ1.8m×幅2.4mの大きな版型に写し出します。高精細な写真からは、写っている人々の表情や行動までもを読み取ることができ、人々に対するヴィターリの愛情あふれる眼差しが感じられます。

最終日である7月16日にはヴィターリも在廊し、撮影の裏側を明かしくれるトークショーも企画されています。夏の盛りを迎える季節にぴったりなこの写真展。ヨーロッパの美しくのんびりとした浜辺に癒されましょう。

『サッチョーネ ブラック ビキニ』1997年 イタリアにて撮影。

『カルカヴェロス ピア』2016年 ポルトガルにて撮影。

初来日となるマッシモ・ヴィターリ。現在はイタリアのルッカとドイツのベルリンに生活と作品制作の拠点を置いています。夏には、毎日イタリアの地元のビーチで一日中過ごしているそうです。

『マッシモ・ヴィターリ写真展 Coastal Colonies』

開催期間:2018年7月10日(火)~7月16日(月・祝)
開催場所:スパイラルガーデン
東京都港区南青山5-6-23
TEL:03-6809-0835
開場時間:11時~20時
会期中無休
入場無料 ※作品の展示販売あり
www.polugallery.jp