やっぱりカワイイ! ピカソやルノワール、巨匠たちが描いた子どもの絵の展覧会。

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    アンリ・ルソー『人形を抱く子ども』1904-05年頃 オランジュリー美術館
    © RMN-Grand Palais (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF – DNPartcom

    美術館で、子どもの肖像画を見ると気分が明るくなります。画家自身の子どもを描いたものは特にそうです。壮大なテーマを描き切った渾身の大作もいいけれど、おすましポーズや、のどかな寝顔、遊びに夢中になった赤いほっぺたを見ると、ついニッコリしてしまうもの。画家としてのシリアスな観察眼に加えて、親としての愛情フィルターを通した絵には、多くの人を惹きつける魅力があります。
    4月19日から六本木・森アーツセンターギャラリーで始まる『こども展』は、ピカソやルノワールら西洋絵画の巨匠たちが子どもを描いた作品で構成された、ユニークな展覧会。なんと出品作品の半数以上が日本初公開です。それぞれの画風と、子どもの個性、親子の関係によって誕生した作品は、明るく、実に多彩。子どもと一緒に見るもよし、自分の子ども時代を振り返るもよし。ちょっとハードワークが続いた方にも、子どものカワイイ絵でほっこり、のアート観賞は効き目ありそうです。(Pen編集部)

    ピエール=オーギュスト・ルノワール『ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども』 1887年 オルセー美術館
    © RMN-Grand Palais(musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF – DNPartcom

    モーリス・ドニ『トランペットを吹くアコ』 1919年 個人蔵
    © Archives du catalogue raisonné MD Photo: Olivier Goulet

    『こども展 名画にみるこどもと画家の絆 Les enfants modèles』
    4月19日~6月29日

    森アーツセンターギャラリー
    東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
    TEL: 03-5777-8600(ハローダイヤル)
    開館時間:10時~20時(火曜は17時まで、いずれも入館は閉館30分前まで)
    休館日:会期中無休
    料金:一般¥1,500
    www.ntv.co.jp/kodomo