遠い? 近い? デンマークと日本のデザイン文化を再考する、金沢21世紀美術館「日々の生活―気づきのしるし」展へ。

文:土田貴宏

日本とデンマークの外交関係樹立150周年を記念した展覧会が、金沢21世紀美術館で開催されています。斬新な視点でふたつの国のデザインをとらえた会場には、暮らしに根ざした美しさとともに数々の驚きがありました。

遠い? 近い? デンマークと日本のデザイン文化を再考する、金沢21世紀美術館「日々の生活―気づきのしるし」展へ。

デンマーク人デザイナーのセシリエ・マンツがキュレーションしたセクション「MATERILITY」より。キュレーター:セシリエ・マンツ+原研哉 photo:Takahiro Tsuchida

金沢21世紀美術館で「日々の生活―気づきのしるし」展が始まりました。日本とデンマークのデザイナー、アーティスト、建築家たちによる数々の作品を通して、ふたつの国の文化や創造性を多方向から見つめる意欲的な展覧会です。デザインを大きなテーマとしていますが、両国の模範的なプロダクトが並ぶような、ありきたりなデザイン展ではありません。来場者は、生活とデザインとの結びつきについてさまざまに思いを巡らし、考えさせられることになるのです。斬新な視点で展開されている展示の一部をレポートします。