Feature Culture 大人になりきれない男たちが愛した、かつての東急百貨店屋上。【速水健朗の文化的東京案内。渋谷篇④】

大人になりきれない男たちが愛した、かつての東急百貨店屋上。【速水健朗の文化的東京案内。渋谷篇④】

文:速水健朗 写真:安川結子

スクラップ・アンド・ビルドを繰り返す東京を、ライターの速水健朗さんが案内。過去のドラマや映画、小説などを通して、埋もれた歴史を掘り起こします。駅周辺の大規模開発が進む渋谷は、これまでも時代によって印象を大きく変えてきました。今回も引き続き「渋谷は子どもの街か、大人の街か」という切り口でこの街をひも解きます。

大人になりきれない男たちが愛した、かつての東急百貨店屋上。【速水健朗の文化的東京案内。渋谷篇④】

速水健朗(はやみず・けんろう)●1973年、石川県生まれ。ライター、編集者。文学から映画、都市論、メディア論、ショッピングモール研究など幅広く論じる。著書に『東京どこに住む?』『フード左翼とフード右翼』などがある。

百貨店の屋上に最後に行ったのはいつでしょうか? 近年は気づけば閉鎖されていることも少なくありませんが、かつては華やかな憩いの場として多くのドラマや映画の撮影に用いられてきました。今回速水さんが足を運んだのは、場末と位置づけられていた渋谷の街を一変させた、東急百貨店です。1970年代~80年代、華やかさがまだ残る東急百貨店の屋上を映した映画から、大人になりきれない男たちの姿が見えてきます。

前回【渋谷篇③山下達郎「ドーナツソング」でも歌われた、若者たちの公園通り。】はこちら

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