シチズンがエコ・ドライブ誕生50周年を記念した腕時計「Eco-Drive PHOTON(エコ・ドライブ フォトン)」を発売した。一度のフル充電で365日駆動し続ける光発電エコ・ドライブの新型ムーブメント「Caliber E036」を搭載し、スリットが立体的に重なり合う多層文字盤を採用しているのが特徴だ。
シチズンが世界に誇る独自技術、光発電エコ・ドライブ。今から50年前の1976年に発売した「クリストロンソーラーセル」は、世界初のアナログ式光発電時計だった。エネルギーをめぐり世界中が方針の転換を迫られ、数々の環境問題・公害の影響が明らかになりつつあった時代に、シチズンはすでに無公害でクリーンな太陽光に着目し、研究と開発を進めていたのである。1990年代半ばには光発電時計のラインナップをエコ・ドライブと命名。室内の蛍光灯やLEDなどのわずかな光でも充電でき、定期的な電池交換も不要でサステナブルかつメンテナンスの手間も少ないエコ・ドライブは日本のみならず世界中で好評を博し、現在約140カ国の人々に着用されている。
記念すべき50周年のアニバーサリーモデルとなる「Eco-Drive PHOTON」は、量子力学の精髄とも呼ばれる光にまつわる科学実験「二重スリット実験」から着想を得てデザインされている。波紋のようなスリットの入った2枚の金属文字盤とスリットの入ったダイヤルカバーによって、光が文字盤を通り抜けていくことを直感的に表現。幾何学的な立体感も演出している。さらにスリットの下に設けられた構造色フィルムに届いた光が反射することで、見る角度によって多様な表情を見せる鮮やかなダイヤルとなっている。ちなみに、モデル名にある「フォトン」とは光のエネルギーが量子としてやりとりされる際の単位を表す。本モデルは光の透過そのものをデザインに落とし込んだ、機能美を感じさせる仕上がりとなっているのだ。

ケースとバンドにはステンレスの約5倍以上の硬度をもちながら約40%軽いシチズン独自の素材、スーパーチタニウムを採用。丸みを帯びた八角形のケースにバンドをシームレスにつなぎ、スポーティさを演出する。「BJ6560-53W」は落ち着きのあるシルバーカラーをベースに、イエローの秒針がアクセントを加えている。スリット越しに見える構造色と多層ダイヤルが際立つ仕上がりだ。一方の「BJ6569-59X」はブラックとゴールドのコントラストに、紫色の秒針を合わせた華やかな仕上がりとなっている。
搭載される新型ムーブメント「Caliber E036」は、フル充電で365日動き続けるという脅威の性能を誇る。ケースバックにはエコ・ドライブ50周年記念ロゴと各5000本ずつのシリアルナンバーが刻印される。さらに付属するボックスも文字盤のスリットをデザインした特別仕様となっている。
光をテーマにした機能美を感じるデザインとシチズンがもつ光発電の技術を集結させた、まさに集大成といえるタイムピース。同時に、これからのエコ・ドライブの方向性も予感させる新たな挑戦作でもある。


シチズンお客様時計相談室
TEL:0120-78-4807