1764年にフランスで創業以来、卓越した職人技を継承してきたバカラ。
アーティストで振付師でもあるエマニュエル・ルチアーニはそのクラフツマンシップを讃えて、職人が働くマニュファクチュールを神聖な「大聖堂」と解釈した展示と映像「クリスタル・クリプト」へと昇華。
外光を遮断した静謐な空間では、バカラを象徴する作品群とともにその映像を投影した。
---fadeinPager---

全体キュレーションも手掛けたルチアーニは、「職人たちの所作を観察し、それをSF的な世界を舞台に、ダンサーたちがクリスタルづくりに躍動する身体表現の映像へと変換しました」と語る。
展示室中央にある船のような作品は、時空を超えバカラの芸術品を運ぶ“宇宙船”に見立てた。
---fadeinPager---
名作を再解釈した、モジュールシャンデリア
そして、会場のもう一方で披露されたのが、デザイナーのベサン・ローラ・ウッドによるシャンデリア「ミル・フルール」だ。
名作シャンデリア「ゼニス」を再解釈し、リング状のモジュールが連なるシステムとして構築した。
ゼニスのシンボルである曲線的なアームや、煌めくプリズムを組み合わせながら、メゾンのアーカイブからフローラルモチーフを取り入れた。

---fadeinPager---
アーカイブから見出された、繊細なモチーフ
「美しい曲線を描くリングやその中に咲きこぼれる小さな花といった繊細なディテールを発見し、匠の技と芸術性を体感してほしい」とローラ・ウッド。
豊かな色彩と造形感覚に彼女の個性が光る。
ルチアーニとローラ・ウッドが手掛けたふたつの展示は、職人技が、過去・現在・未来へと受け継がれるさまを体現していた。

バカラ
