米フロリダ州にあるホームセンターで、野良猫が出産。5匹の子猫が植木鉢の中で育てられていた。子猫たちは店員や客に見守られ、3週間ほど売り場で過ごした後、動物保護団体に引き取られた。
植木鉢に張り紙「中に子猫がいます」
母猫は、米大手ホームセンターチェーン「ホーム・デポ」の園芸コーナーを出産場所に決めた。
異変に気づいた従業員たちはすぐに猫たちを刺激せず、水やエサを置いて様子を見ていたそう。しかし、子猫たちの安全のため放置するわけにもいかず、セント・フランシス・アニマル・レスキューに通報。母猫も子猫たちも無事に保護された。
同団体は4月13日、猫たちを保護する一部始終をInstagramに投稿した。
草花が並ぶ園芸コーナーの一角に、横たわる母猫の姿が。スタッフが罠を設置し、母猫は無事保護された。
「どの植木鉢にいるの?」と、スタッフが子猫たちの姿を探す。素焼きの植木鉢が並ぶ棚の奥に、「動かさないでください。中に子猫がいます」と張り紙がしてあるものがあった。中をのぞくと、5匹の子猫が身を寄せ合っている。「オーマイガー!」とスタッフは声を上げた。
その後、親子は施設に搬送された。母猫は人に慣れているようで、頭をなでさせる様子も映っている。
子猫たちは里親へ
団体は、子猫たちが一定体重に達し次第、里親に引き渡す準備を始めるという。去勢・避妊手術、ワクチン接種、マイクロチップ挿入などを施す予定だ。
「これは、私たちが日々取り組んでいる数多くの捕獲プロジェクトのほんの一例に過ぎません。フロリダでは、年間通して猫の出産シーズンが続きます。TNVR(※)は命を救う活動であり、私たち保護団体はタンパベイ地域における野良猫の個体数管理に努めています」と投稿文に書き、募金を呼びかけた。
※TNVRとは、野良猫や地域猫の個体数の人道的な管理を目指す活動。猫を捕獲してから(Trap)去勢または避妊手術(Neuter)を施し、ワクチン接種(Vaccinate)後に、元いた場所に戻す(Return)。
母猫が別の子猫の世話も
動物ニュースサイトThe Dodoによると、親子が保護されて間もなく、同じ団体が別の子猫たちを保護した。母猫は見つからず、スタッフが子猫たちをホームセンターの母猫に託すと、母猫は自らの子と一緒にその子猫たちの面倒を診始めたという。
「(ホームセンターでの発見時)子猫たちはとても元気だったので、母猫が素晴らしい親だということは明らかでした」と、スタッフは語った。「彼女はすぐに、別の子猫たちの子守りを引き受けてくれました。授乳して、体をきれいにして、お世話していました」
猫たちにまだ名前はついていない。保護に居合わせたホームセンターの客の提案で、花にちなんだ名前をつけるか検討しているそうだ。
---fadeinPager---