【日本ウイスキーに影響を与えた1本】業界を支え続けてきた「ザ・グレンロセス」の新しい愉しみ方

  • 文:Pen編集部
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左から「ザ・グレンロセス18年」(¥29,700)、「ザ・グレンロセス25年」(¥126,500)。

スコットランド・スペイサイド地方、ロセスの静かな森の中に佇む蒸留所――ザ・グレンロセス。1879年の創業以来、140年以上にわたり独自の哲学を貫いてきたウイスキーブランドだ。ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝が、スコットランド留学時に製造技術を学んだ蒸留所のひとつとして知られており、日本のウイスキー文化にも影響を与えてきたことでも有名だ。

そんなザ・グレンロセスを愉しむイベントが、去る3月、東京・表参道の日本料理店「野田」で開催された。

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ウイスキー業界に革命を与え続けてきた1本

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熊しゃぶには、ザ・グレンロセス18年をハイボールで。18年のほのかなスパイシーさが素材の旨味にアクセントを与えてくれる。

ザ・グレンロセスはブレンデッドウイスキーのキーモルトとして重用されていたことで知られていたが、1980年代に「ザ・グレンロセス」としてシングルモルトウイスキーの展開を開始。そのクリアでエレガントな味わいがまたたく間にウイスキーラバーの間で話題となった。

1990年代からは、熟成年数ではなく「蒸留年」を記すヴィンテージ表記を導入。ワイン的な価値観でシングルモルトとしての個性を打ち出し、今日のウイスキーの楽しみ方そのものに新たな視点をもたらした。まさにウイスキー業界をあらゆる角度から支えてきた。

そして2023年、18年、25年といったシェリー樽熟成の個性をより明確に打ち出した、よりプレミアムなラインナップへとブランドを刷新した。

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徹底されたものづくりへの信念

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静岡おでんは「ザ・グレンロセス18年」をロックでペアリング。出汁と18年の両者が繊細なニュアンスを引き出し合う。

ザ・グレンロセスは、1879年にジェームズ・スチュアートによって創業されて以来、ほかとは異なる思想に貫かれていた。敷地内の水のみを使い、蒸留はあえてゆっくりと行う。熟成にはすべてシェリー酒でシーズニングされた樽を採用。そしてウイスキーの着色を一切行わない。いずれも当時としては異例ともいえる選択だったが、その徹底した品質主義こそが、現在のブランドの核となっているのだ。

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この日の料理を手掛けた野田雄紀シェフ(左)。国内外のレストランで修業をした後、2011年、東京・原宿にフランス料理「kiki harajuku」をオープン。「Gault&Millau(ゴ・エ・ミヨ)」には、日本創刊の17年から23年まで毎年掲載された。23年には、日本料理「野田」として新装開店。日本各地の郷土料理を独自の視点で表現した料理の数々は、国内外の有名シェフからのコラボレーション依頼が後を経たない。

ウイスキーに使用される水は、岩石の地層を長い年月をかけて流れ湧き出た純度の高い超軟水を使用。これは欧米ではかなり珍しく、長い間ブランドの独自性を守ってきた。重厚感のあるフレーバーと味わいでありながら、軽くてクリーンな酒質は「野田」が繰り広げる繊細かつ、温かみもある日本料理との相性が抜群だ。

ザ・グレンロセスのシングルモルトは、現在も蒸留所スタッフが20人と小規模ながら、少数精鋭のメンバーによって守り続けられている。そのため、生産量が限られており、日本でお目にかかれる機会はかなり貴重。手に入れる機会があったらぜひ、日本料理とのペアリングを愉しんでほしい。

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最後は、干し柿の天ぷらと「ザ・グレンロセス25年」をペアリング。ミルクチョコレートを思わせるリッチな甘さと口当たりが、日本の甘味である干し柿とも相性抜群だ。

三陽物産株式会社

https://sanyo-brands.jp/inquiry

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