【変わるのは写真か、自分か】知っているはずの写真が違って見える。新宿 北村写真機店で『polkadot : reframe』展が開催中

  • 文:倉持佑次
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ドットパターンを通して世界を見つめ直す試みが、新宿の地下で動き出している。写真家・浜田泰介の写真展「polkadot : reframe」が、新宿 北村写真機店 地下1Fのベースメントギャラリーにて、3月12日まで開催中だ。

「polkadot」とは、中庸なサイズのドットパターンを意味する言葉。浜田は2005年よりフリーカメラマンとして活動し、2014年にフォトスタジオ「pindot studio」を開業。近年はYouTubeチャンネル「写真虎の穴ハマチャンネル」の運営も手がけながら、写真家による自主運営ギャラリー「サードディストリクトギャラリー」のメンバーとして「polkadot」シリーズを2023年4月から全8回にわたって積み上げてきた。

今回の展示は、それらを新たな視点で組み直した、いわば"再発見"の試みだ。単なる回顧ではなく、過去の作品群に新たな文脈を与えることで、見る者の視点そのものを揺さぶることを狙っている。

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写真家・浜田泰介。スタジオ運営からYouTube発信まで、写真をめぐる活動は多岐にわたる。

写真の面白さを掘り下げるトークイベントも

会期中の3月7日18時からは、写真家・渡部さとるを迎えたトークイベントも開催される。テーマは「ストレートフォトはなぜ面白い?」。国内外の写真フェスティバルへの招待参加や著書『じゃない写真』(梓出版)の出版、そしてYouTube「2Bチャンネル」の運営など、写真界で多彩な活動を続ける渡部ならではの語り口が期待される。定員は着席20名で事前予約は不要。満席の場合は立ち見での観覧も可能だ。

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渡部さとるはワークショップ「2B」の主宰者としても知られ、多くの写真家を育ててきた。
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会場となるベースメントギャラリー。作品との距離を自分でつくれる、ゆとりある広さが心地よい。

「地下から写真文化の発信」をコンセプトに掲げるベースメントギャラリーは、2024年6月の移転リニューアル以降、各界のフォトグラファーを迎えながら写真の魅力を発信し続けてきた。新宿東口から徒歩4分、新宿三丁目駅からなら1分というアクセスのよさも、足を向けやすい理由のひとつだ。春の新宿で、浜田泰介が描き出す「ドット」の世界に足を踏み入れてみてほしい。

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新宿 北村写真機店。レンズが整然と並ぶショーウィンドウが、カメラ好きの足を自然と引き寄せる。

浜田 泰介写真展『polkadot : reframe』

開催期間:開催中~2026年3月12日(木)
開催場所:新宿 北村写真機店 地下1F ベースメントギャラリー
東京都新宿区新宿3-26-14
TEL:03-5361-8300
営業時間:10時〜21時
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