仕事着としても、街着としても。TENDREがニューバランスのNB GREYで体現する、都市生活の新しいベーシック

  • 写真:内藤 海
  • スタイリング:飯垣祥大
  • ヘアメイク:村田 陸
  • 文:倉持佑次
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音楽スタジオ「Echo and cloud studio」での制作を起点に、多彩な日常を通じて、ニューバランスのアパレルライン「NB GREY」が提案する新しいベーシックの姿が見えてくる。ジャケット「NB GREY シングルジャケット(MJA3WF BK)」¥26,950、Tシャツ「NB GREY ポケットTシャツ(MT61G9W2 BK)」¥8,910、パンツ「NB GREY ワイドパンツ(MB614577 BK)」¥19,910、シューズ「U2002DX」¥29,920/すべてニューバランス

現代を生きる人間の日常は、ひとつの役割だけでは語れない。

音楽制作に向き合う仕事の時間。都市をリズムよく移動する日常のひととき。そして身体を動かすことを楽しむアクティブな場面——。

ミュージシャン・TENDREの日々は、そのまま都市生活者の縮図のようだ。作詞・作曲・編曲・演奏をひとりでこなすマルチプレイヤーとして、映画やドラマの劇中伴奏音楽、NHK「あさイチ」のテーマソングも手がけてきた彼には、音楽と都市の動き、そして体を動かす喜びが自然に交わるリズムがある。

そんなTENDREに今回纏ってもらったのが、ニューバランスのアパレルコレクション「NB GREY」だ。シューズで長年培ってきた「Fit & Comfort」の哲学をウエアへと昇華したこのコレクションは、日本で設計されたパターンによる端正なシルエットと、独自の機能素材が生み出す快適さを高い次元で両立している。「決めすぎない余白」を持ちながら、場面を選ばない汎用性——それがNB GREYの真骨頂である。

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集中と自由をくれる、端正な機能美

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TENDRE(テンダー)●1988年生まれ。ベースやギター、鍵盤、サックスを操るマルチプレイヤー河原太朗によるソロプロジェクトで、2017年のEP『Red Focus』以降、洗練されたポップサウンドで注目を集めるミュージシャン。

制作の現場は、長い集中力を求められる場所だ。大型ミキサーに向かい、モニターを確認しながら音を積み上げていく作業は、時に何時間にも及ぶ。そんなスタジオでTENDREが纏うのが「NB GREY シングルジャケット」と「NB GREY ワイドパンツ」のセットアップだ。

ノッチドラペルのベーシックなシングルジャケットは、一見するとビジネスシーンにも対応できる端正な佇まい。だが袖に腕を通した瞬間の感覚は、まるでリラックスウエアのように軽い。採用するのは軽量でストレッチ性に優れ、シワにもなりにくいナイロンスパンデックス生地。日本で設計されたパターンが腕の動きを立体的に受け止め、肩まわりやアームホールを締め付けることなく自然にフィットする。

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鍵盤に指を走らせるシーンでも、ゆとりのある袖口が手首から指先への動きを妨げない。

腕を動かしても、椅子に深く腰掛けても、この服は体の動作に追随する。同素材のワイドパンツは、スラックスの見た目とイージーパンツの快適性を兼ね備え、動きやすさを確保しながら型崩れも防止する設計だ。仕事のモードにきちんと入れること、それでいてアイデアが自由に羽ばたける着心地であること——その両立が、このセットアップの静かな強みになっている。

「スタジオにいる時間って、気づいたら何時間も経ってたりするので、着ているものが重かったり窮屈だと地味にきついんですよね。これはジャケットなのにそのストレスが全然なくて、ちゃんとした格好をしてる感覚もあるので、仕事モードに入りやすい気がします」

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都市の移動に、余白と快適さを

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ジャケット「NB GREY ナイロンジャケット( MJ61J5JQ AAR)」¥19,910、Tシャツ「NB GREY ポケットTシャツ(MT61G9W2 WT)」¥8,910、パンツ「NB GREY クロップドカーゴパンツ(MB61A5RJ SOT)」¥18,920、シューズ「U20107Z3」¥22,000/すべてニューバランス

スタジオを離れ、街へと歩き出す。TENDREが纏うのは「NB GREYナイロンジャケット」だ。ニューバランスのアーカイブに残るトラックジャケットのラインを現代風にアップデートしたこの一着には、撥水性のあるクリンクルナイロン生地を採用。身幅広めのオーバーサイズシルエットが、軽やかな抜け感を生み出している。

屋外では、ベージュのワイドパンツとの組み合わせが春の光の中で際立つ。くすんだカーキグリーンとサンドベージュ、異なる色調が互いを主張しすぎず、全体のトーンを静かに整えていく。スポーツ由来の機能性が普段着の文脈に自然に織り込まれているからこそ、こうしたコーディネートが成立するのだ。

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本屋「BREWBOOKS」へと足を踏み入れ、棚から一冊を手に取る。裾のドローコードで微妙にシルエットを絞ったその姿は、温かみのある店内の空気にさりげなく馴染んでいく。

本屋という、動くでも静止するでもない「その間」の空間に、NB GREYのジャケットはよく似合う。立ち止まり、歩き、また立ち止まる——そのリズムに、服が静かに追随していく。

「軽いのにちゃんと一着として成立しているのがいいですよね。さっと羽織るだけでコーディネートが決まるというか、余計なことを考えなくていい。休日にそういう服があると、気持ちが楽になります」

「NB GREY」の詳細はこちら

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日常の延長にある、アクティブなリズム

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コート「NB GREY ライトウェイトコート(MJ61S7OB LIN)」¥36,960、中に着たジャケット「NB GREY ヴィンテージトラックジャケット(MJ61P8K3 YST)」¥30,910、Tシャツ「NB GREY ポケットTシャツ(MT61G9W2 AAW)」¥8,910(※5月発売予定)、パンツ「NB GREY ワイドパンツ(MB614577 WDL)」¥19,910、シューズ「U20107Z3」¥22,000/すべてニューバランス

都市の移動手段のひとつ、自転車。TENDREは「NB GREY ライトウェイトコート」を羽織り、街を軽快に走り抜ける。

このコートが際立つのは、見た目の潔さだけではない。表地には撥水性のあるリップストップナイロン、裏地はメッシュの2レイヤー生地を採用し、肩まわりにはシームシーリングのテープを配した止水仕様が施されている。ステンカラーのラグランスリーブ設計が腕の動きを妨げず、自転車のペダリングに合わせて体が傾いても生地が突っ張らない。春先の不意な雨にも動じないタフさと、羽を纏うような軽さが共存している。

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重ね着が生む自然なレイヤードが、光のなかで静かな立体感を生む。

内側には「NB GREY ヴィンテージトラックジャケット」を重ね着。ベージュのコートとライトグレーのジャケットが生み出すニュアンスカラーの重なりは、引き算の美学を体現するような仕上がりだ。アウターとしてもインナーとしても機能する汎用性が、コーディネートの選択肢を広げてくれる。

「自転車って意外と動きますし、信号で止まると急に冷えたりもする。このコートは動いても突っ張らないし、さらっとしているのにちゃんと風を防いでくれる。移動が多い日の相棒みたいな感じです」

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コートの裾が風を受けて翻る後ろ姿は、動くことの心地よさをそのまま体で表しているようだ。

 3つのシーンを通じて見えてくるのは、NB GREYが一貫して追い求めるひとつの哲学だ。撥水性、ストレッチ性、通気性といった機能は、着た瞬間の身体の感覚がすべてを語る。「都市生活の流れを切らない服」というビジョンが、きちんと身体に宿っている。

役割の切り替えを迫られながらも、どこかでつながっていたいライフスタイル。NB GREYはその連続性を、服という形で静かに肯定している。朝、スタジオで袖を通した一着がそのまま夕方の街にも馴染む——そんな豊かさをあらためて気づかせてくれる一着が、ここにある。

NB GREY

https://shop.newbalance.jp/lp-lifestyle-app-nbgrey.html