平成元年という新しい時代の幕開けとともにデビューし、世の中の感情を歌に刻んできたドリカム。2026年3月18日(水)には、9年ぶりとなる19枚目のオリジナル新アルバムがリリースされる。そこで今回は、デビュー作から前作まで、全18作のオリジナルアルバムを振り返ってみよう。
DREAMS COME TRUEが9年ぶりとなる待望の最新アルバム『THE BLACK ○ ALBUM』をリリースする。J-POP が新たな地平に立ついまだからこそ、ドリカムが鳴らす鐘に耳を澄ませ、その“引力”を存分に語り合おう。
『いまこそ、ドリカム!』
Pen 2026年4月号
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1. 『DREAMS COME TRUE』(1989年)
デビューアルバム。「カ・タ・ガ・キ」以外の全曲を吉田美和が作詩作曲。打ち込み主体の躍動的なリズムに、グルーヴィなベースやブラスを重ね、ブラックミュージックの感覚を内包した、日本語ポップを提示した一作。
2. 『LOVE GOES ON …』 (1989年)
吉田の歌声が注目され、“ドリカム”の名が浸透し始めた時期の出世作。「うれしい!たのしい!大好き!」や「LAT.43°N 〜forty-three degrees north latitude〜」など恋愛の機微を瑞々しく描く楽曲群で支持を広げた。
3. 『WONDER 3』(1990年)
初のチャート1位とミリオン達成でブレイクを決定づけた作品。中村正人の作曲比重が増し、R&B、ソウル色を強めたサウンドで、表現の幅を広げた。「Ring! Ring! Ring!」や「さよならを待ってる」など全12曲収録。
4. 『MILLION KISSES』(1991年)
前作のヒット、紅白出場やツアー成功を経て国民的バンドへと歩みを進めた時期のアルバム。富士フイルムのCMソングに起用された「Eyes to me」、「未来予想図」などを収録し、ダブルミリオンを突破した。
5. 『The Swinging Star』(1992年)
300万枚超を売り上げ、当時の国内アルバム売上記録を更新。ブラックミュージックのグルーヴとポップネスを高次元で融合し、「SAYONARA」「HIDE AND SEEK」など多彩な楽曲で洋楽的アレンジのセンスを発揮した。
6. 『MAGIC』(1993年)
4週で200万枚を突破し、7週連続1位、年間アルバム1位を獲得した。吉田が出演した資生堂「レシェンテ」のCM曲「go for it!」をはじめ、多くの収録曲がCMに使われ、影響力はメディアを横断して広がっていった。
7. 『DELICIOUS』(1995年)
本作で4作連続ダブルミリオンと、年間アルバム1位を達成。ファンクからラテンまで自在に横断し「TORIDGE & LISBAH」「琥珀の月」「IT’S SO DELICIOUS」など、多国籍な楽曲で音楽的スケールを広げた作品。
8. 『LOVE UNLIMITED∞』(1995年)
自身最高となる初週129万枚、5作連続ダブルミリオンを記録。ヒット曲「LOVE LOVE LOVE」を軸に「SWEET REVENGE」や「しあわせなからだ」など、クールでグルーヴィな楽曲群で新境地を示したアルバム。
9. 『SING OR DIE』(1997年)

ヴァージン・レコード・アメリカ移籍を経て発表。USトレンドを意識した実験的アプローチで、「そうだよ」「よろこびのうた」など新たな表現領域を開拓した。翌年には海外向けに、全曲英語版も制作されている。
10.『the Monster』(1999年)
人気曲「朝がまた来る」を軸に、「go on, baby!」「NUDEの夜」など攻めのサウンドが際立つ、前作のR&B路線をさらに力強く推し進めた一作。これでセカンドアルバムから本作まで、9作連続ミリオンを達成した。
11. 『monkey girl odyssey』(2001年)
前作から約2年7カ月ぶりとなるオリジナルアルバム。ヒップホップやエレクトロ的な感覚を取り込んだ「SNOW DANCE」や「24/7 -TWENTY FOUR/SEVEN-」などの曲を収録。00年代最初の意欲作となった。
12. 『DIAMOND15』(2004年)
デビュー15周年を冠し、ふたり体制での新章を告げた節目のアルバム。「やさしいキスをして」「マスカラまつげ」「OLÁ! VITÓRIA!」ほか、ヒット曲「決戦は金曜日」のアンサーソングとして制作された「朝日の洗礼」などを収録。
13. 『THE LOVE ROCKS』(2006年)
発売初週に週間アルバムチャート1位を獲得。ヒット曲「何度でも」のほか、CMや朝の情報番組に採用された「JET!!!」「SUNSHINE」などを収録。吉田の歌詩世界を前面に押し出した感情の振れ幅が際立つ作品。
14. 『AND I LOVE YOU』(2007年)
「大阪LOVER」「ア・イ・シ・テ・ルのサイン 〜 わたしたちの未来予想図 〜」をはじめ、劇場版『ONE PIECE』主題歌「またね」などの話題曲を多数収録した、14枚目のアルバム。愛をまっすぐ歌い切る楽曲が際立つ。
15. 『DO YOU DREAMS COME TRUE?』(2009年)
メジャーデビューアルバム発売からちょうど20年目の3月21日にリリースされた、新章を告げる節目作。「連れてって 連れてって」をはじめ「MERRY-LIFE-GOES-ROUND」「ALMOST HOME」「MIDDLE OF NOWHERE」など全12曲収録。
16. 『LOVE CENTRAL』(2010年)
シングル先行曲「その先へ」「ねぇ」「生きてゆくのです♡」「LIES, LIES.」など全13曲を収録。配信限定曲だった「GODSPEED!」もCD化された。前へ進むエネルギーに満ちた10年代の幕開けを告げるアルバム。
17. 『ATTACK25』(2014年)
デビュー25周年を掲げた作品。初週の週間アルバムチャートで1位を獲得し、これで90・00・10年代すべてで首位に立つ快挙も達成(女性ボーカルグループとして初)。「さぁ鐘を鳴らせ」「AGAIN」ほか全16曲収録。
18. 『THE DREAM QUEST』(2017年)

平成最後のオリジナルアルバム。配信曲初CD化を含む全18曲収録。初週週間1位を獲得し、これで4作連続首位に。また、女性ボーカルグループ歴代1位のアルバム総売上枚数も2975.7万枚に伸ばした。
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