【世界が注目する建築家】馬岩松(MAD)が深圳で示した、都市と自然の新解

  • 文:原口純子
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SHENZHEN 深圳/中国

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地上の広大な公園は入場無料。敷地面積は5.1万㎡にも及ぶ。9つの展示ホール、大型劇場、図書館なども有しており、竣工してはやくも文化の中心地となっている。Courtesy of MAD Architects

アメリカのビジネス誌『TIME』の「世界で最も影響力のある100人」2025年版に選ばれたスター建築家、率いるMAD建築事務所による「」が竣工した。サインシステムは日本を代表するデザイナー、原研哉による「原デザイン研究所」が手掛けた。深圳湾の豊かな生態系を保護するため、広大な緑地と水辺が広がる公園の地下に主施設を配する斬新なデザインを施した。最先端の都市生活の中にいながら、大自然を体感できる。

26年には馬岩松と、映画界の巨匠・ジョージ・ルーカスが協働する「ナラティブアート美術館」もロサンゼルスに完成予定。世界のクリエイターを魅了する彼の革新的な建築に、目が離せない。

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天井高27m、馬岩松らしい曲線美の展示スペース「One Gallery」の一部。建築全体は、深圳湾の海辺の岩から着想を得たという。