東京、等々力。街が動き出す少し前、やわらかな朝の光の中に、安田顕さんが現れた。ベーカリーカフェRITUEL(リチュエル)で、仕事前のひと時を過ごす。多忙な日々を送る彼にとって、素の自分に戻れる時間は、なによりも愛おしい。
かたわらにあるのは、新しくなったトヨタのBEV(電気自動車)、「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」。洗練されたデザインに加え、走行性能や航続距離、最高出力が向上した。
ドアを閉めれば、そこはもう自分だけの場所になる。深呼吸をするように、安田さんの一日がここから始まる。
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静かなドライビング環境は、心がほどける「個室」
「なんだろう、この守られている感じ。まるで動く個室ですね」
bZ4Xのステアリングを握りながら、安田さんはしみじみとつぶやいた。エンジン音のないBEVの走りは、驚くほど静かでなめらかだ。
「親父が毎朝、新聞を持ってトイレにこもっていたんですよ。あの気持ちがわかる気がします(笑)。誰にも邪魔されない、自分だけの時間。この静けさはホッとします」
ノイズキャンセリングイヤホンをつけた時のような、心地よい没入感。アクセルを踏んでも、車体が無理をする感じは一切ない。ただスーッと、気持ちよく前へ進んでいく。その余裕が、これから始まる仕事への活力を、じんわりと満たしてくれる。
BEVならではの静粛性に加えて、上質な音楽体験ができることも魅力のひとつ。安田さんは「『アンソロジー4』に入っているこの曲がお薦めです」とディスプレイオーディオへ指を伸ばした。
大好きなビートルズのアルバムから選んだのは、ジョージ・ハリスンが作詞・作曲を手掛けた名曲『Something』のオーケストラバージョンだ。
「このストリングスのアレンジがいいんです」
そう語る口調はなめらかだ。続く曲が『Free As A Bird』であることも楽しげに語る。室内空間に広がるサウンドが、身体に染み込んでいることが伝わってくる。
その美しい旋律は、9つのスピーカーと専用アンプを備えたJBLのプレミアムサウンドシステムから流れ出す。彼は満足そうに頷き、シートに身を預けた。
「音が近い。すぐそばで演奏しているみたいですよね」
ただ音を流すのではなく、その響きを確かめるように聴く。静かな車内だからこそ、大好きな音楽の細部までが鮮明になる。それは、彼が何気ない移動の時間さえも、豊かに楽しもうとしている証しのようだった。
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大切なものを守り、一緒に過ごす場所になる
「RITUEL」の店内には、焼きたてのパンの香ばしい匂いが漂っている。
「どれにしようかな」と、トングを片手にパンを選ぶ。ふと、レジ横でなにかを見つけて顔をほころばせた。
「あ、これ。骨のかたちしてる。ワンちゃん用だって。買って帰ろう」
自分の朝食だけでなく、家で待つ愛犬へのお土産も忘れない。そんな優しさが、安田顕という人の日常なのだろう。
テラスでクロワッサンを頬張りながら、話題は彼が唯一書いた本、『北海道室蘭市本町一丁目四十六番地』のことになった。故郷と家族を綴ったエッセイ。章ごとに添えられたかわいらしい挿絵について尋ねると、彼は少し照れたように笑った。
「あれ、娘が小さい頃に描いた絵なんです」
家族と過ごした時間、積み重ねてきた記憶。それらが一冊の本に詰まっている。ふと駐車場に目をやれば、朝日を浴びたbZ4Xが静かに待っている。
誰の目も気にせず、自分と、自分の大切なもののために過ごす時間を守ってくれる場所。このクルマは、そんな優しいわがままを、静かに許してくれる気がする。
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“馴染む”という美学を体現する、洗練されたデザイン
「顔もいいですよね。目がシュッとしているから」
カフェからの出発時、安田さんはbZ4Xを眺めてそう話す。彼が気に入っているのは、そのデザインが持つ“ほどよい距離感”だ。
「街ですれ違ったら『おっ』と目で追ってしまう。けれど、風景から浮いてはいない。ちゃんと街に馴染んでいる」
それは、主演をこなしながらバイプレイヤーとしても輝く彼の、役者としての美学にも通じるのかもしれない。そこにいるだけで空気を変え、それでいて、作品の世界に溶け込む。そんな、確かな存在感だ。
「埋没せず、でも主張しすぎない。そういう佇まいが、いまの気分です」
肩肘張らず、街に溶け込みながら、自分らしくあること。bZ4Xのその姿は、こだわりを持ちつつも軽やかに生きる、大人の余裕を感じさせる。


鋭い眼差しを思わせるヘッドランプから、風を切り裂くようなボディサイドの造形。そして足元を引き締める大径ホイール。その佇まいは、静寂なキャビンとは対照的に、走る喜びを力強く予感させる。
「落ち着きだけじゃなく、こういう艶のあるデザインに触れると、自然と背筋が伸びますね」と安田さん。
美しい道具は、使う人間の意識まで変える力があるのかもしれない。彼はドアを開け、運転席へと乗り込む。
システムを起動してDレンジへ移し、「よし、行きますか」。
静かに、それでいて力強く動き出したbZ4Xは、安田さんを次の現場――俳優としての戦場へと送り出した。
トヨタ bZ4X
ブランドサイト: https://toyota.jp/info/bz4x/new/
公式サイト: https://toyota.jp/bz4x/
撮影車両はZ(4WD)。ボディカラーのアティチュードブラックマイカ〈218〉×プレシャスメタル〈1L5〉[2YJ](¥99,000)はメーカーオプション。内装色はブラック。235/50R20タイヤ&20×7½Jアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/エアロホイールカバー/センターオーナメント付)(¥88,000)、ルーフレール(¥33,000)はメーカーオプション。
全長4,690×全幅1,860×全高1,650mm
室内長1,935×室内幅1,500×室内高1,145mm(※トヨタ測定値)
5人乗り
システム最高出力252kW(342PS)
メーカー希望小売価格:¥6,000,000
*価格はメーカー希望小売価格(消費税10%込み、2025年10月現在のもの)で参考価格です。価格は販売店が独自に定めますので、詳しくは販売店におたずねください。沖縄地区は価格が異なります。
*価格はタイヤパンク応急修理キット付の価格で、その他オプション価格は含まれていません。
*システム最高出力はモーターの特性を考慮したトヨタ測定値。実際の出力と異なる場合があります。
※特別な使用許可を得た場所にて安全に留意して撮影し、公道走行は道路交通法に準じて実施しています。
