【完売必至コラボアウター】コム デ ギャルソン×ゴールドウィン、スタジオニコルソン×マッキントッシュ…2025年冬の4選

  • 写真:ヨシダキヅク
  • スタイリング:小林伸崇
  • 文:長嶋太陽
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真冬は目前。年末のボーナスを捧げるべき4つのアウターを紹介する。人気ブランド同士のコラボレーションによって生まれたのは、普遍性と現在性を併せ持った主役級のアウター。それぞれのスタイルにフィットしながら着こなしの枠を拡張する一着に、ぜひ注目してほしい。

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シャツ¥163,900/コム デ ギャルソン・オム×ゴールドウイン(ゴールドウィン カスタマーサービスセンター TEL:0120-307-560)

コム デ ギャルソン・オム×ゴールドウインのダウンシャツ
シャツ、というには頼り甲斐がありすぎる

ディテールはシャツ。けれど着用した時のボリュームと安心感は紛れもなくダウンジャケット。ミリタリーのユーティリティシャツとコーチジャケットが一つになったようなスタイルがコム デ ギャルソン・オムらしい一着。ゴールドウインの類稀な技術に基づく「3D Box Baffle」構造は、ダウンジャケットの内側に3D ボックス型のバッフル(ダウンを封入する仕切り)が密集していて、体の曲線に沿ってしっかりと密着するため、コールドスポットを減らして保温性を高めている。特殊なタック縫いやプリーツ縫いを駆使することで生まれる立体的なフォルムも魅力。

 

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¥286,000/スタジオ ニコルソン×マッキントッシュ(スタジオ ニコルソン 青山 TEL:03-6450-5773)

スタジオニコルソン×マッキントッシュのコート
わずかなアレンジが全てをモダンにする

英国生まれのスタジオ ニコルソンが、同じく英国の伝統的なマッキントッシュとの初のコラボレーションアイテムをリリース。ゆったりとしたシルエットに、ゴム引きらしいハリはありながらも日常的にばさっと羽織れる軽やかな素材感。袖とポケット口に配されたブラックのシームテープがモダンなアクセントに。美しく実用的でクラシックであるという、コートに求める要素を全て備えた一着。服を詳しく知る大人にこそ似合う、コラボレーションならではの名作。襟を立てて、中にニットを重ねて着こなしたい。ミディアムブラウンカラーに加え、ネイビーとブラックも。

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¥660,000/ラルフ ローレン パープル レーベル フォー ロンハーマン(ロンハーマン TEL:0120‐983-781)

ラルフ ローレン パープル レーベル フォー ロンハーマンのチェスターコート
100年先も残るコート

メンズカジュアルウェアの最高峰の一つ、ポロ ラルフ ローレン パープルレーベル。デコラティブな方向ではなく、クラシックとカジュアルの本質を見据えながら、一切手抜きのないクラフトで気品と普遍性を備えた服を作り続けている。そんなラルフ ローレン パープル レーベルがロンハーマンのために制作したのは、極めて寡黙なチェスターコート。前合わせが深く、ゆとりがありながら、前振りの袖が気持ちよく体にフィットする。ラペル部分の手縫いをはじめ、ビスポークの技術をふんだんに使用しながら、あくまでさりげなく形作られている。時の洗礼を超えて長く愛用できるのはきっとこんな一着。

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¥176,000/ジェイラル × ゴールドウィン(ゴールドウィン カスタマーサービスセンター TEL:0120-307-560)

ジェイラル×ゴールドウィンのフリースジャケット
自然生まれの、ソリッドでモードなフリース

ロンドンを拠点に、独創と合理の斬新な着地点を提案し続けるジェイラル。ゴールドウインとのコラボレーションで生まれたのは、うっとりとするほど肌触りのいいフリースジャケット。スパイバー社の技術によって生み出されたプロテイン繊維素材、シルクのファー 、植物由来のバイオマスプラスチックを組み合わせたボアフリース素材は、肌に気持ちよく環境負荷を低減し、独自の先端技術を用いてパターン設計をすることで生産過程の廃棄物を50%削減している。"ほっこり感”と無縁のフリースを待ち望んでいた方も多いはず。

【完売必至コラボアウター】アクアスキュータム×ナンガ、デサント×グラフペーパー…冬の着こなしを楽しむためのアイテム4選

長嶋太陽 編集者/TAIYO INC.代表

2025年大阪・関西万博日本館公式Webマガジン「月刊日本館」の編集統括、L’ECHOPPEコンテンツエディター、1LDK es.立ち上げなどを手がける。