オーデマ ピゲは今年創業150周年を迎えた。伝統的なスイス時計業界においても、創業家による経営体制を守る稀有な存在であり、創造性と革新性を追う姿勢は唯一無二である。
ヘリテージを継承し、さらにそれを乗り越えていく
冬は雪に閉ざされるスイス・ジュウ渓谷で時計製造は先鋭化し、純粋培養した。1875年、この地にオーデマ ピゲは生まれた。
以来、複雑機構を専門に、多くの傑作を発表。創業者が手掛けたパーペチュアルカレンダーもそのひとつだ。時と天文学の関係をとらえた機構は、仰ぎ見た夜空の天体ショーを着想源にしたことは想像に難くない。そこにはロマンが息づき、いかに複雑な技術であろうと、技巧が人に勝ることはない。
その哲学はいまも受け継がれ、新作のパーペチュアルカレンダーは、すべての暦をリューズだけで操作できる。優れたユーザビリティで日常づかいに応えるのだ。
こうしたヘリテージの根底にあるのが前衛と革新である。「ロイヤル オーク」でラグジュアリースポーツという高級時計の新たな定義を打ち立てた後もなお、自らそれを乗り越えていく意志を示してきた。後継モデルに見られる造形の斬新さ、複雑機構や新素材の開発・融合など、その飽くなき創造性と挑戦の情熱は名門マニュファクチュールの枠に収まらない。
過去を無視しては進歩や発展はない。しかしオーデマ ピゲにとって150年という節目は連続する通過点に過ぎず、その未来こそいまなのだ。
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複雑機構を日常づかいできる、“デイリーコンプリケーション”
ブランド創設以前から創業者が手掛けてきた伝統的な複雑機構を38㎜ケースに初搭載した。5つの特許を保有する最新鋭「Cal.7136」は、コレクターや専用工具を必要とせず、リューズひとつですべてのカレンダー表示を操作できる。またコレクターを省いたことで美観と防水性も併せ持つ。控えめなサイズをピンクゴールドが華やかに彩り、文字盤のベージュのグランドタペストリーが美しく映える。
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オーデマ ピゲの革新性を象徴する、異素材づかいの人気モデル
薄型の「ロイヤル オーク」とは対照的なマッシブなデザインの「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」。こちらはブラックセラミックケースと、43㎜径では初となるグリーンセラミック製のベゼルやプッシュボタン、チタン製のリューズガードなど異素材を融合。最新鋭の「Cal.4401」を内蔵し、フライバック式クロノグラフに、コラムホイール&垂直クラッチで針飛びも抑える。インターチェンジャブル式でストラップの交換も容易だ。
一方、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック」は、2019年に発表され、多層構造のラウンドケースに、ミドルケースは八角形をかたどる。さらに表裏を渡すようにオープンワークを施したラグや、ダブルカーブのサファイアクリスタル風防などコンテンポラリーデザインを随所に秘める。美しいグラデーションのスモークベージュ文字盤に、ギョーシェ職人ヤン・フォン・ケーネルとの共同開発による同心円状のモチーフが広がる。
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創業150周年を祝う特別展が開催!
オーデマ ピゲが150年にわたり築いてきたクラフツマンシップ、革新性、そして人々の物語に焦点を当てたエキシビション「ハウス オブ ワンダーズ展」が東京・銀座で開催される。最新作やアーカイブの展示に加え、VR体験や時計製作技術にも触れることができる。
開催期間:11/10~26/4/30 開催場所:東京都中央区銀座6-7-12 TEL:03-6830-0025(特別展事務局 ) 開館時間:11時30分~19時30分 ※入場は閉館の1時間前まで 不定休 入場無料(予約優先)
オーデマ ピゲ ジャパン
TEL:03-6830-0000
www.audemarspiguet.com
