「掃除機はここまで進化した!」腰を曲げずに吸引、ゴミ捨ては月1回。すべてが新次元のコードレス掃除機【神原サリーが選ぶ今月の家電】

  • 文:神原サリー
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〈コードレス掃除機〉
Shark PowerClean 360 Cordless Stick Cleaner(シャーク パワークリーンサンロクマル コードレススティッククリーナー)

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ラインアップはフレックス機能ありとなしの2種。いずれも自動ゴミ収集ドック付きで、約30日分のごみを溜められる。紙パック不要のため、手間もコストも省ける。¥99,000

ロボット掃除機が台頭する中で、コードレススティック掃除機はどこを目指せばいいのだろう。軽さだろうか。否、サブ機ならいいが、メイン機としてストレスなく掃除をするなら、どう使ったとしてもゆるぎなくきれいにする清掃性の高さの追求ではないか。シャークニンジャの「シャーク パワークリーン360コードレススティッククリーナー」は、最上位モデルとして胸を張って発売するにふさわしい見事な一台だ。

ごみの量に応じて吸引力を自動調整するiQセンサー、床材に合わせてブラシの回転速度を調整するフロアセンサー、壁際では吸引力を上げるへッド左右のエッジセンサーという3つのセンサーに加え、新開発のアクティブフラップにより、掃除機を押しても引いてもゴミをしっかり吸い取る構造にしている。左右も前後も抜かりなく。「360度クリーニング」というネーミングにも納得する。

電源を入れるとヘッドに備えた青色LEDライトが見えにくいゴミを照らしながらスイスイ進み、小気味よく床をきれいにしていく掃除力に2.2㎏の重量もどこへやら。たっぷりした全長は背の高い人にも使いやすいだろう。ボタンひとつで曲がるフレックスパイプも便利で、継ぎ目もシームレスで美しい。腰をかがめずにソファの下などを掃除できて秀逸だ。

フレックス機能付きはブラックを基調にパープルをアクセントにしたデザインが光る。自動ゴミ収集ドックがひし形になったことでスリムな見た目となり、リビングに置いた時の印象がグッとスタイリッシュに進化したことも見逃せない。掃除機を戻すとシューッと本体内のごみを吸い取り、メッシュフィルターのホコリまで磨き上げたようになる。惚れ惚れする掃除機なのだ。

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家庭訪問調査を実施する中で要望を受け、開発に至った「360°クリーニング」。さらにブラシロールも改良し、ケブラー繊維を新たに採用。これまで以上の掃除性能を実現した。

神原サリー

新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と取材をもとに独自視点で発信。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、テレビ出演や執筆、コンサルティングなど広く活躍中。

シャークニンジャ カスタマーサポート 
TEL: 0120-522-552

※この記事はPen 2025年9月号より再編集した記事です。