2020年に創業したロンドンを拠点とするコンシューマー・テクノロジー・ブランド「Nothing」から新たなスマートウォッチ「CMF Watch 3 Pro」が登場した。

前モデルと比べて1.32インチだったディスプレイが1.43インチまで大きくなり、バッテリー持続時間が通常モードで11日間から13日間に延びている。基本性能が向上したことで、使い勝手がさらによくなった。そして、131のアクティビティでデータの計測が可能となり、AIを活用したフィットネス・ヘルスケアの機能が一段と充実している。

131のアクティビティとは、例えば、高強度インターバルトレーニングや、ヨガ、ハイキングなどで、そのすべてにおいて消費カロリー、ペース、リカバリー時間、心拍ゾーンのトラッキングなど詳細なデータを得ることができる。また、パーソナルコーチ機能を使えば、フィットネスレベルに応じた自分専用のプランが作成され、目標達成をサポートしてくれる。

またL1とL5信号に対応したデュアルバンドGPSにより、前モデルと比べて測位の安定性と精度が向上。街中でのランニングやウォーキングをする場合は、より高速かつ高精度なルートトラッキングが可能となっている。

さらにAIを活用することで、終えたばかりのセッションを詳細に分析。自分専用のまとめが表示され、リカバリーのためのアドバイスを経過時間に合わせて教えてくれる。

日常的には心拍数や睡眠データ、血中酸素飽和度（SqO2）、ストレスレベルなどを24時間365日トラッキング。ガイド付きの呼吸セッションをはじめ、水分補給や立ち上がりのリマインダーによって、忙しい時でも健康的な習慣を保つことができる。

また、ChatGPTが標準搭載されているため、手首を持ち上げて「CMF Watch 3 Pro」に自然な言葉で話しかけるだけで、情報検索や質問、相談などが行えることは非常に便利だ。

Nothing Xアプリと同期すれば、内蔵のボイスレコーダーに最大30分の音声録音ができ、さらに自動でテキスト化もしてくれる。突然浮かんだアイデアや、立ち話からふいに始まった打ち合わせも、簡単にテキストで残すことができる。

なにげに嬉しいのは、冒頭で紹介したように通常の使い方でバッテリーが13日間持続すること。しかもフル充電にかかる時間はわずか99分。出張時も安心だ。

ウォッチフェイスは120種類以上が用意され、ウィジェットを使えば、ワークアウト、睡眠トラッキング、天気、音楽、リマインダーなどの大切な情報を簡単に確認することも可能。AIを使ったウォッチフェイススタジオで、世界でひとつだけのカスタム背景も生成できる。

ほかにも利便性に優れた最新機能が盛りだくさん。頼もしき相棒として、デイリーライフを快適に、そして、豊かにサポートしてくれるプロダクトが「CMF Watch 3 Pro」なのだ。