日本の美意識と匠の技を融合した、セイコーが誇るドレスウォッチブランドのクレドール。そのブランド初となる単独路面店「クレドールサロン 京都」が、7月26日、京都・四条通にオープンした。

1974年に誕生した日本発の高級ドレスウォッチブランドであるクレドール。フランス語で「黄金の頂き(CRÊTE DʼOR)」を意味するその名の通り、日本の美意識と匠の技をもとに、最高級の品質と究極の美しさで多くのファンを魅了してきた。
世界中から多くの人々が訪れる京都の四条通にオープンした「クレドールサロン 京都」は、2025年に刷新した店舗デザインを全世界で初めて導入したクレドールサロンだ。50年以上にわたり、「その時代にふさわしい、最高の品質と美しさの頂点を極めていく」ことを目指してきたクレドールの世界観を体現すべく、店内は一つひとつの素材の質感にこだわるとともに、優美な曲線で構成されたデザインが特徴だ。
白を基調に深みのある木目とゴールドをアクセントに配した、上質で洗練された空間に仕上がっており、国内のゲストはもちろん、海外からの訪日客に向けても日本の美意識を発信する場となっている。


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クレドール初となる単独路面店ならではの、充実した品揃えも魅力
京都・四条通にオープンした「クレドールサロン 京都」は、ブランド初の単独路面店となるだけに、クレドールの世界観を表現するとともに、品揃えの豊富さも魅力だ。現地に訪れたらぜひ見ておきたい、人気のモデルを紹介しよう。

時計デザインの巨匠、ジェラルド・ジェンタによって手掛けられ、1979年に発売された「ロコモティブ」。2024年のブランド誕生50周年を機に限定モデルとして復刻し、世界中の時計愛好家を魅了したのは記憶に新しいが、今年、待望のレギュラーモデルが登場した。
開発当時、ジェンタは何度も日本を訪れ、セイコーと親密な関係を築き、クレドールのために時計をデザインすることに喜びを感じていたという。「ロコモティブ」という名前も、開発時に「クレドールを牽引し、未来を担うモデルになってほしい」という願いを込めてジェンタが名付けたものだ。ジェンタがデザインした時計は世に数多あるが、名付け親となったことは稀有であったといわれている。
レギュラーモデルとして今年登場した新作は、六角形のケースフォルムと呼応するように、深みのあるグリーンのダイヤルにも細かな六角形のパターンを組み合わせたデザインが特徴だ。また、なめらかにテーパードしたブレスレットにもアイコニックな六角形があしらわれるなど、随所にこだわりが詰まっている。

コレクション名の「Kuon(クオン)」は日本語の「久遠」に由来し、「遥かな過去から未来まで、果てしなく続く時の流れ」を表現しているという。ケースサイドからかん先にかけての張りのある曲面と、エンドピースを介さずにブレスレットを直接ケースに取り付けた一体構造に仕上げることで、時の流れを纏うかのようなやわらかなフォルムを実現した。
また、磁器でできたダイヤルも特徴で、表面にガラス質の釉薬を塗布し高温で焼成した。その工程で溶けたガラスの表面張力によって、表面に自然な球面が生まれ、あたたかみのある表情を生み出している。透明感ある白さが見せる独特の表情は、たゆたう水面のようで、流麗なケースフォルムを際立たせる。まさに、現代のエレガントウォッチと言えるだろう。
クレドールサロン 京都
住所:京都府京都市下京区四条通麩屋町西入立売東町21-1 源吉兆庵京都四条ビル
TEL:075-354-5121
営業時間:11時〜19時 不定休
www.credor.com