
写真と映像が交わる、“ただよう”気配のなかへ。
映像監督・写真家として活躍する林響太朗が、自身初となる大規模作品展『ほがらかに。』を、東京・品川のキヤノンギャラリー Sで開催。会期は6月27日から8月6日まで。
米津玄師や星野源、Mr.Childrenなどのミュージックビデオをはじめ、広告やブランドとのコラボレーションなど、映像を軸に幅広い表現を行ってきた林。近年は写真にも活動の幅を広げ、Pen本誌 2025年6月号『いまこそ楽しい! カメラと写真』では、愛用のカメラとともに写真表現について語ってくれた。

写真と映像を軸に、林がこれまでの活動の中で注いできた「気配」や「まなざし」を起点に構成された本展。展示空間は、「ただよう」「うるおう」「みつめる」という3つのキーワードを手がかりに、写真と映像の境界をあえて曖昧にしながら、鑑賞者の内側にある感覚や記憶へと静かに働きかけていく。音や言葉ではなく、映像と写真の共鳴によって、言葉にならない感情や思考を立ち上げようとする試みだ。
訪れれば、見過ごしていた感情や、心の奥に沈んでいた記憶がふと立ち上がるような、穏やかで深く心に残る時間を過ごせるだろう。


林響太朗 作品展『ほがらかに。』
開催期間:2025年6月27日(金)~8月6日(水)
休館日:日、祝
開催場所:キヤノンギャラリーS(東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー1F)
開館時間:10時〜17時30分
入場料:無料
personal.canon.jp/event/photographyexhibition/gallery/hayashi-melodious