IWCとブラッド・ピット主演映画『F1/エフワン』がコラボ! 120本以上の腕時計が衣装に採用され、特別モデルも誕生

  • 写真:宇田川 淳
  • 文:Pen編集部
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映画『F1/エフワン』でダムソン・イドリス演じる若きレーサー、ジョシュア・ピアスが劇中で着用する「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41」。

6月27日から、映画『F1/エフワン』が全国の映画館で公開中だ。ブラッド・ピットやダムソン・イドリスらキャスト陣が実際にマシンを運転し、F1グランプリが開催される本物のサーキットコースで撮影。高速の世界を凄まじい臨場感で映し出した。

そんな今年最注目の映画とコラボレーションしているのが、スイスの高級腕時計ブランドのIWCだ。

ブラピも着用! IWCの腕時計が映画のキーアイテムに

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映画『F1/エフワン』に出演するブラッド・ピット(右)とダムソン・イドリス(左)。(c)2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

映画『F1/エフワン』のあらすじを簡単に説明しよう。主人公はブラッド・ピットが演じる伝説的なドライバー、ソニー・ヘイズ。「APXGP」という最下位に沈むF1チームのオーナーで、かつてのチームメイトでもあるルーベンから誘いを受け、現役復帰することになった。型破りなソニーの振る舞いに「APXGP」のチームメイトたちは困惑し、衝突を繰り返すが、やがて彼の圧倒的な才能に導かれてチームは変化していく……。

IWCはこの架空のF1チーム、「APXGP」の公式スポンサーとして劇中に登場する。

そもそもIWCは、2013年からF1チームの「メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム」の公式エンジニアリングパートナーを務め、公式ウォッチを開発してきた。F1のマシンとIWCの腕時計は、精密なエンジニアリングや先端素材の活用、高い耐久性、チームワークによる開発体制など、多くの共通点を持つだけに、今回のコラボレーションも必然的なものだと言えるだろう。

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レーサーたちが着る「APXGP」のユニフォームの胸には、IWCのロゴが入っている。マシンやヘルメット、グローブなど至るところにIWCロゴが登場する。(c)2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

映画『F1/エフワン』でIWCは単なるスポンサーではなく、映画の制作においても重要な役割を果たした。120本を超える腕時計を衣装として供給したのだ。メインキャストのレーサーたちはもちろん、メカニック、エンジニアなど、「APXGP」のチームメンバーたちの手元にはIWCの腕時計が輝く。

そしてその腕時計は、登場人物たちの個性や背景を語る重要な小道具になっている。ブラッド・ピット演じるソニー・ヘイズが着用したのは、時計界の巨匠、ジェラルド・ジェンタが1970年代に手掛けた「インヂュニア SL」のヴィンテージモデルをベースにした特別な腕時計。父親から受け継いだかのような温かみを漂わせ、キャラクターに深みを持たせた。

一方、ダムソン・イドリス演じるチームの若い才能、ジョシュア・ピアスは、F1マシンの高性能とラグジュアリーを象徴するような「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41」を着用。さらにピットクルーやエンジニアたちが着用するIWCの定番コレクション「パイロット・ウォッチ」は、力強くテクニカルな佇まいが好相性だ。このように脇役に至るまで腕時計はキャラクターの人物像に寄り添い、物語に奥行きを加えている。

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インヂュニア・オートマティック 40/主演のブラッド・ピットが劇中で着用した腕時計からインスピレーションを受けた新作モデル。数量限定につき完売の可能性あり。自動巻き、SSケース&ブレスレット、ケース径40㎜、パワーリザーブ約120時間、10気圧防水、世界限定1000本。¥1,954,700

 

IWC×映画『F1/エフワン』の詳細はこちら

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コラボレーションモデルも続々登場

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パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 APXGP /映画とのコラボモデルは、「APXGP」のチームカラーを随所に配し、ストラップにはチーム名の刻印が入る。写真の41㎜サイズのほか、43㎜径のモデルも用意する。自動巻き、SSケース、ケース径41㎜、パワーリザーブ約46時間、シースルーバック、ラバーストラップ、10気圧防水。¥1,052,700

映画の中で印象的に登場するIWCの腕時計だが、映画『F1/エフワン』の公開を記念したコラボレーションモデルも既に発売が開始されている。

架空のF1チーム「APXGP」の名前を冠した「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 APXGP」だ。ブラック、ゴールド、ホワイトのカラーパレットを取り入れたデザインは、「APXGP」のマシンに配されるチームカラーからインスピレーションを得たものである。

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劇中に登場する「APXGP」のマシン。(c)2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
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IWCの自社製機械式クロノグラフムーブメント「Cal.69385」を鑑賞できる半透明のケースバックには、「APXGP」のロゴが刻印される。

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さらに映画と関連したもうひとつの新作は、18Kレッドゴールドのケースが華やかな「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41」だ。劇中でジョシュア・ピアスが着用し、映画の中でも特別な存在感を放つ。

「パフォーマンス・クロノグラフ」はメルセデスAMGとの共同開発により生まれたコレクション。タキメータースケールとクロノグラフを搭載し、移動距離に対する平均速度を算出できる、まさにモータースポーツのための腕時計だ。今回初めてゴールドを採用したことで、「高性能」と「ラグジュアリー」を両立する究極の一本に仕上がったと言える。

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パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 /武骨な印象のステンレス・スチールモデルに対し、18Kレッドゴールドを纏うとぐっと華やいだ雰囲気に。黒×ゴールドのコントラストも美しい。自動巻き、18KRGケース、ケース径41㎜、パワーリザーブ約46時間、シースルーバック、ラバーストラップ、10気圧防水。¥4,108,500

映画『F1/エフワン』の監督を務めたジョセフ・コシンスキーは、「F1はエンジニアリングや技術レベルの高さ、開発・試験・製造というサイクルの速さにおいて常軌を逸しています。映画では華やかなレースの裏で、昼夜を問わずマシンの改良とスピード向上に取り組んでいる人々の物語も伝えたかった」と語る。それは、高い技術と日々の研究が注がれるIWCの精密な腕時計とも間違いなく通じる点だろう。

ぜひこの映画を通じて、IWCとF1が共有する世界観を体感してほしい。

IWC×映画『F1/エフワン』の詳細はこちら

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