“最強のスナップシューター”を目指して開発中。「GR」シリーズの次世代モデル「RICOH GR Ⅳ」がこの秋発売!

  • 文:石川博也
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現在開発中の「RICOH GR Ⅳ」

今年に入ってカメラメーカー各社から、“待ってました!”と言いたくなるような魅力的なモデルが次々と登場。カメラ好きや写真好きにとって喜ばしい状況が続いている。

そんな中、新たに飛び込んできた吉報が、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズの4代目となる最新モデル「RICOH GR Ⅳ」が開発中の話題。噂ではなく「GR」を発売するリコーイメージングから発表された公式情報だ。

「GR」シリーズと言えば、フィルム時代から広角や準広角の単焦点レンズにこだわったカメラとして知られている。その魅力はスナップ撮影に強い速写性や、優れた描写性能、さらには抒情的な写りにあり、プロ、アマ問わず、世界中のカメラマンに愛用されてきた。

近年では気軽に持ち運びができて、手軽にエモい写真が撮れることからインフルエンサーが使う人気カメラのひとつにもなっている。

2022年からは世界中のGRユーザーが参加できるフォトコンテスト「GR PHOTO FESTIVAL」も毎年開催され、ユーザーのGR愛は高まる一方だ。

 

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これぞ、GRな外観。一瞬を絶対に逃さない覚悟すら感じる、剣豪のような凛々しい佇まいがたまらない。

数あるカメラ製品の中で、独自の存在感を放ち続ける「GR」。開発中の「RICOH GR Ⅳ」はどのようなカメラなのだろうか?

リコーイメージングによれば、「RICOH GR Ⅳ」は、これまでのGRの基本コンセプトを余すところなく正当進化させたモデルとなる。

新型のイメージセンサーや画像処理エンジン、レンズなどの主要デバイスを一新し、さらなる高画質を追求。通信機能を強化し、スマートフォンやタブレット端末用の新開発アプリによって、快適性や利便性も向上するという。

 

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「GR」シリーズにはファインダーがないからこそ、シャッターを押すまでの手数が少なく、素早い撮影が可能となる。

開発発表時点では、焦点距離はこれまで同様に35mm判(いわゆるフルサイズ)換算で約28mm相当だが、レンズ構成が現行モデルの「RICOH GR Ⅲ」の4群6枚(非球面レンズ2枚)に対し、「RICOH GR Ⅳ」は5群7枚(非球面レンズ3枚)となっている。この構成の違いにより、写りがどのように進化しているのか、作例の発表が楽しみだ。

F値は「RICOH GR Ⅲ」と同じF2.8〜F16。映像素子は原色フィルター/CMOSで、サイズは23.3mm×15.5mm。有効画素数はおよそ2574万画素になっている。

記録媒体は、内蔵メモリーが「RICOH GR Ⅲ」の約2GBに対して「RICOH GR Ⅳ」では約53GBに増加。メモリーカードは、microSD/microSDHC/microSDXCに対応している。

発売時期は2025年秋の予定で、2025年冬以降には「RICOH GR IV」をベースに HDF(Highlight Diffusion Filter) を搭載したモデルも登場する予定だ。

開発中の「RICOH GR IV」が目指すのは“最強のスナップシューター”。シャッターチャンスを感じたら、ポケットからサッと出してパッと撮影。二度と訪れることのない決定的瞬間を写真に封じ込めることで、日常の一瞬一瞬の素晴らしさや愛おしさに気づかせてくれるカメラが「GR」シリーズであり、「RICOH GR IV」だ。その発売が今から待ち遠しくて仕方がない。

リコーイメージング
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