
エイポック エイブル イッセイ ミヤケは、ミラノデザインウィーク2025において、スイスを拠点とするデザインスタジオ「atelier oï」との協業による新プロジェクト「TYPE-XIII Atelier Oï project」を発表。この異業種によるコラボレーションは、イッセイ ミヤケの基本理念である「一枚の布」の可能性を照明デザインに拡張する新たな試みだ。ワイヤーと布とを組み合わせることで、まるで彫刻のような照明が生まれた。
花が持つ繊細な美しさとしなやかさからインスピレーションを得た同プロダクト。照明としての機能はもちろんのこと、そのフォルム自体が空間に奥行きを加え、視線を惹きつける。一枚の布にあらかじめデザインを織り込み、熱を加えることで意図した部分の布を収縮させ、立体的なプリーツ形状のテクスチャーをつくり上げる。ワイヤーによって張力が与えられた布は、軽やかでありながらどこか建築的な要素を感じさせる。光がその内部で柔らかく透過することで、空間に幻想的な陰影が浮かび上がっている。また、楕円形のワイヤーと布は取り外せる仕組みとなっており、使用しない時はフラットに折り畳むことで、機能性や収納性の面でも優れたアイテムへ。
さらに、ミラノデザインウィーク開催期間中の4月13日まで、イッセイ ミヤケのミラノの旗艦店にて同プロジェクトを含む展示が開催されている。イッセイ ミヤケらしい独創的な試みを通して、布という古くからある素材の可能性を体感してほしい。






A-POC ABLE ISSEY MIYAKE 『TYPE-XIII Atelier Oï project』
開催期間:開催中~4月13日(日)
開催場所:イッセイ ミヤケ ミラノ旗艦店
営業時間:10時〜19時
www.isseymiyake.com/blogs/news/17848