グランドセイコーから、日本国内5つのブティックのみで発売される新作が発表された。「岩手山の北側に広がる春の美しい光景」をダイヤルに表現した限定モデルだ。
グランドセイコー機械式腕時計の製造地・岩手県の美しい光景を映すニューモデルは、限定本数400本、東京・大阪・京都にある5つのブティックで入手できる。この貴重な限定モデルの魅力を見ていこう。
グリーンダイヤルのテーマは"草原"
グランドセイコーの新作「SBGW317」でまず目を引くのは、ライトグリーンのテクスチャーダイヤルだ。

このダイヤルのモチーフとなったのは、日本百名山にも数えられる岩手山の北側に広がる、上坊牧野(うわぼうぼくや)と呼ばれる草原だ。広々とした草原とその中で凛と立つ1本のカスミザクラは、知る人ぞ知る名所となっている。
型打ちによって有機的な模様を浮き出させたテクスチャーと淡いグリーンの組み合わせは、爽やかな風が吹き、春先の澄んだ空気が漂う草原を見事に表現した。さらにひと際映えるピンクゴールドカラーの秒針は、草原に差すやわらかな”一筋の朝日"を模している。

腕時計ファンならよく知る通り、グランドセイコーの機械式モデルを生み出す「グランドセイコースタジオ 雫石」は、その岩手山を望む場所に位置している。グリーンダイヤルとピンクゴールドの秒針、ロゴで描き出されているのは、製造地である岩手県の美しい自然風景なのである。
「THE NATURE OF TIME」をブランドフィロソフィーに掲げるグランドセイコーは、2021年に世界的な権威を持つGPHG(ジュネーブウォッチグランプリ)のメンズウォッチ部門賞を受賞した「SLGH005」(白樺ダイヤル)をはじめ、日本の美しい自然風景をモチーフにしてきた。その系譜を受け継ぐのが「SBGW317」なのだ。
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ジェンダーレスで上品な36.5㎜

「SBGW317」の魅力は、ユニセックスな使われ方も視野に入る36.5㎜の小ぶりなサイズ感にもあるだろう。高級感と上品さにグランドセイコーという日本を代表する腕時計のステータスを背負いながら、一方でどこまでも爽やかで軽やかなモデルである。
また、「SBGW317」はブランド独自のデザイン文法である「グランドセイコースタイル」を確立した名作、「44GS」のデザインを踏襲する。インデックスと時分針の多面カットを際立たせるフラットダイヤル、ザラツ研磨によって鏡面仕上げしたガラス縁上面とケース平面、2倍の幅を持つ12時位置のインデックスなど、1967年の「44GS」で創造した9つのデザイン要素を可能な限り忠実に再現。「SBGW317」にもしっかりとその伝統が活きているのだ。

ザラツ研磨による歪みのない平滑な鏡面を多用しながら、ケースサイドの稜線にゆるやかなカーブを持たせた。ケースの造形と細部に一分の隙も見せないのがグランドセイコーの誇り。


ケースバックにはグランドセイコーの証として「獅子の紋章」が刻印されている。1960年に誕生した初代グランドセイコー以来の伝統である紋章は、力や威厳、王の象徴である獅子に最高峰の腕時計を目指す意思と野望を込めたものだ。
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心躍るブティックに足を運ぼう

この「SBGW317」が購入できるのは、国内のブティック5店舗のみだ。セイコー創業の地でもある東京・銀座には「グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通り」と「グランドセイコーブティック 銀座」の2店舗。関西には「グランドセイコーブティック 大阪心斎橋」「グランドセイコーブティック 京都四条」の2店舗がある。どのブティックも洗練された温かみのある空間で、個室の応接ルームも用意されている。
昨年オープンしたばかりの表参道ヒルズの一角に位置する「グランドセイコーブティック 表参道ヒルズ」は、ブランドメッセージである“Alive in Time”を体現する没入空間やグランドセイコーの腕時計を直接体感できるコーナー、グランドセイコーのものづくりと親和性のあるアーティストの作品展示など、ブランドの世界観を体感できる空間となっている。
また、2月7日~2月28日にかけて取扱5店舗で「グランドセイコーフェア」を実施予定。この期間に「SBGW317」を購入すると「グランドセイコーオリジナル 漆タンブラー」が手に入る。
特別な場所だけにある、特別な限定モデル。「SBGW317」を、ブティックに足を運んで手に入れよう。

「SBGW317」が購入できる5店舗はこちら
「グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通り」「グランドセイコーブティック 銀座」「グランドセイコーブティック 表参道ヒルズ」「グランドセイコーブティック 大阪心斎橋」「グランドセイコーブティック 京都四条」。