木造建築の新コンセプトのホテル、緑豊かなヴェルサイユ地区に誕生

  • 文:髙田昌枝(パリ支局長)
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PARIS パリ/フランス

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ウィリアム・ヴィルモットによる建築。防音・断熱を計算し尽くしたナチュラルな空間。カフェでは日替わりランチも。 photography: Hoscar

ヴェルサイユ宮殿の庭園入り口からほど近い開発中のエコカルティエに、新しいホテルが誕生した。ダイバーシティを重視する新エリアの先陣を切ってオープンしたホテルは、周囲の風景に馴染む木造2階建て。建物の中心に6時30分~21時30分まで営業する広々したカフェ・レストランを備え、宿泊もできるカフェといった趣だ。

4~12名までの12室のドミトリー、2名用、4名用の23室、バンガロー30棟までさまざまな宿泊スタイルが選べるとあって、バックパッカーから家族連れ、研修目的のビジネスチームまで客層はバラエティ豊か。自転車を借りれば庭園はすぐそこ。街の喧騒から離れ、ひと味違うヴェルサイユ滞在が楽しめそうだ。

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ドミトリーは1泊35ユーロ、バンガロー(シャレー)は180ユーロ~。オリンピック中は乗馬競技のチームスタッフの宿泊所に。www.hotel-boutduparc.com

※この記事はPen 2024年8月号より再編集した記事です。