大理石ブランド「サルバトーリ」のショールームからカール・ハンセン&サンの新製品まで【Penが選んだ今月のデザイン】

  • 文:高橋美礼(デザインジャーナリスト)
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1.イタリアの大理石ブランドが提案する、上質かつ環境に配慮したインテリア

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オリジナルデザインの床材や壁材が、ミニマルで有機的な空間をつくり上げる。

イタリアの大理石ブランド「サルバトーリ」のショールームが、東京・青山にあるインテリアショップ「エ インテリアズ|ボッフィデパドヴァ東京」に誕生した。監修を手掛けたのは、ミラノを拠点に世界的な活躍で注目を集めているインテリアデザイナー、エリザ・オッシノ。洗面などの水まわりを中心に、世界で初めて開発したリサイクル大理石やオリジナルプロダクトで統一された空間は、上質さとサステイナビリティを両立させている。

「サルバトーリ」ショールーム

住所:東京都港区南青山4-22-5 è interiors | BoffiDePadova Tokyo 3F 
TEL:03-6447-1451
開館時間:10時30分~19時
休館日水曜日、日曜日
www.interiors-inc.jp

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2. 丈夫なチーク材のベンチに宿る、クラフツマンシップとミニマリズム

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際立つ木材の美しさ。「GL101 ティンバーアウトドアベンチ」¥203,500

近年、アウトドアコレクションを拡充してきたカール・ハンセン&サンの新製品「GL101 ティンバーアウトドアベンチ」。家具職人としても経験を積んだデザイナー、グドムンドゥル・ルドヴィクによる造形は落ち着きと力強さを備え、あらゆるディテールを最小限に抑えることでシンプルながら親しみのある佇まいに仕上がっている。変化する気候に耐えうる丈夫なFSC認証チーク材は、経年により深みのある風合いを帯びるだろう。

「GL101 ティンバーアウトドアベンチ」

カール・ハンセン&サン東京本店/大阪
www.carlhansen.com

※この記事はPen 2024年6月号より再編集した記事です。