アカデミー賞授賞式に“全裸で登場”した俳優に、視聴者からクレーム報道「子どもへの虐待」「不適切!」

  • 文:さかいもゆる

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全裸で壇上に登場して話題を呼んだ俳優のジョン・シナ。Tinseltown-Shutterstock

日本時間3月11日に開催された、第96回アカデミー賞授賞式。衣装デザイン賞のプレゼンターとして全裸で壇上に登場した俳優のジョン・シナに会場は沸いていたが、当然ながら、それを好ましく思う人々だけではなかったようだ。米ローリングストーンズ誌の報道によると、授賞式の生放送をTVで観た視聴者から、FCC(米国連邦通信委員会)にはクレームが寄せられたという。

今回のジョンの全裸登場は、50年前の授賞式でオールヌードのストリーカーが乱入した珍事件を記念したパロディでもあった。ホスト役を務めたジミー・キンメルとのこの寸劇に、ジョンは壇上で「やりたくない」と放送中に彼の後ろから訴えかけたが、ジミーはこれを制して予定通り進行した。その結果、全裸に大きな封筒で大事なパーツのみを隠したジョンがこの偉大なる授賞式に登場したというわけ。

放送を観て気分を害した視聴者のひとりは、「プライムタイムにわいせつなものを流すテレビ」とクレームを送りつけた。また別の視聴者からは、この件がその後テレビなどさまざまなメディアで拡散された際に、それを目にする子どもたちにとって、これは虐待だと主張。「ジョン・セナとアカデミー賞主催者は、この不適切なヌードを世に晒したことによってボイコットに値する」。別のウエストバージニア州在住の視聴者からは「仕事をしろ! 我々のTVからこんな汚物を取り除け!」とも。

実際には肌色のTバックショーツで局部を露出しないように対策が取られていたとはいえ、ヌード姿を快く思わなかった人たちもいたようだ。たとえ寄せられたクレームが、この報じられた、たった3件だとしても。

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